子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)

【子宮動脈塞栓術とは】

子宮動脈塞栓術とは、子宮動脈の血流をカテーテルを用いて塞栓物質で人工的に塞ぐことで、腫瘍への栄養供給を止める治療法です。子宮筋腫のほかの治療法(子宮全摘術や子宮筋腫核出術)同様に保険診療です。

【適応】

  • 子宮筋腫による臨床症状があり、対症療法では改善が見込めない
  • 閉経前である
  • 妊娠していない、将来妊娠を希望しない
  • 外科的療法(子宮摘出術、筋腫核出術)を希望しない
  • 外科的治療では合併症の確率が高い
  • 子宮がん検診で悪性の腫瘍が見つかっていない

*造影剤などにアレルギーをお持ちの方は、重篤な副作用が起こる可能性があり、
本治療を行えない場合があります。

【適応外】

  • 子宮筋腫による症状がない
  • 閉経後である
  • 骨盤内に感染症がある
  • 子宮悪性腫瘍がある
  • (将来、妊娠・分娩を希望されている)
  • (単一の子宮腔内粘膜下筋腫、単一の有茎性筋腫)
出典:European Journal of Obstetrics & Reproductive Biology 165(2012) 156-164

【治療の実際】(図)

右(もしくは左)の足の付け根から動脈に径約2㎜のカテーテルを挿入し、骨盤動脈撮影後に両側の子宮動脈に片方ずつマイクロカテーテル(径約1㎜)を挿入し塞栓物質で塞栓します。

【治療効果】

  • 妊娠を希望しない症候性筋腫の効果的で合併症の少ない治療法
  • 子宮筋腫縮小(6ヵ月で 50-80%縮小)
  • 子宮縮小 (6ヵ月で 30-60%縮小)
  • 短期間では、重度月経出血、圧迫症候群、骨盤痛の90%で有効
  • 長期間(5-7年)では、重度月経出血、圧迫症候群の75%で有効
出典:European Journal of Obstetrics & Reproductive Biology 165(2012) 156-164

【診療のご紹介】

診療日時 (予約制)

受診希望の患者さんは外来に電話予約後、紹介状をご持参の上、ご来院ください。

  • 毎週月曜日 午後1時~ : 桑鶴 良平 医師 
  • 第3土曜日 午前9時~ : 加藤 仁美 医師、桑鶴 良平 医師 

【治療のながれ】