顔面神経外来

曜日

木曜日午後

担当医

園田健二

取り扱う疾患

Bell麻痺やRamsay-Hunt症候群などの末梢性顔面神経麻痺、外傷性顔面神経麻痺

概要

顔面神経麻痺が起こると、顔の筋肉が麻痺して顔を動かしづらくなります。 片目を閉じることが困難になったり、水や食べ物が口から漏れたりします。 また、顔面神経には様々な機能があり、麻痺することで味覚低下、聴覚過敏、目や口の渇きなどといった症状を伴うことがあります。このような症状のある方は一般外来受診後、顔面神経外来を受診していただきます。
顔面神経外来では主に誘発筋電図検査(ENoG:Electroneurography)という検査をしています。これは麻痺した顔面神経の変性に陥った神経線維の割合を推測するもので、予後を判定する上で大事な検査です。 麻痺の程度が強い場合、リハビリテーション科の協力を得て顔面マッサージの指導も行っています。

TOPIC
顔面神経麻痺発症後半年以上を経過し、食事や会話の際に眼裂が収縮してしまうような病的共同運動の方を対象としてボツリヌス毒素治療を行っております。
ボツリヌス毒素は筋収縮を抑制する働きがあり、目の周囲に皮下注射することで病的共同運動を3~4か月抑制する効果があります。短時間で施行可能で、比較的満足度の高い治療となっております。