原発不明癌

原発不明癌とは

頸部リンパ節から癌が発生することはありません。頸部リンパ節に癌が認められた場合には体のどこかに癌があり、それがリンパの流れにのって転移した状態です。
そのため、頸部リンパ節に癌を認めた場合には元になる癌(原発)を検索する必要があります。頚部のリンパ節に転移がある場合には原発の可能性として高い部位は口腔や咽頭、食道、肺などです。検査としては、胃カメラやPET検査を行って原発を検索します。
各種の検査を行っても原発が判明しない場合には原発不明癌という診断となります。この場合でもけっして原発が無いわけではなく、体のどこかに癌があるはずですが、ごく小さいので見つけられないという考えになります。

原発不明癌の治療

原発が判明した場合にはその部位に応じて治療方針が決定します。原発不明の場合には原発が判明するまで待つ訳にもいかないので、現在ある病変を治療します。切除が可能であれば基本的には手術が第一選択となります。腫瘍が大きく切除不可能な場合や全身に癌が転移している場合にはその他の治療法を行います。
いずれの場合にも小さいながら未治療の癌が体のどこかに潜んでいる状態が続くことになりますので治療後の経過は注意が必要です。