患者さんへのご挨拶

患者さんとご家族のみなさまへ

私は、耳鼻咽喉科を志した理由について問われた時には、大風呂敷を広げることになるかも知れませんが、「耳鼻咽喉科をメジャーな科にするためである」と答えることにしています。残念ながら、現状では耳鼻咽喉科は極めて限られた領域のマイナーな科との印象があります。しかしながら、鎖骨よりも上方の部位を幅広く取り扱うメジャーな科であるとの自負をもって、医局員の指導にあたっております。その一環として、順天堂医院では診療科の標榜を「耳鼻咽喉・頭頸科」に改め、脳外科や眼科と密に連携して鎖骨上方のあらゆる疾患に対して取り扱うことのできる体制を構築したいと考えております。また国内外の様々な施設と良好な関係を保って、臨床面での更なる充実を図っております。当教室では、感覚器病態学、上気道粘膜免疫病態学、頭頸部腫瘍学の3本柱を軸に臨床と基礎研究の架け橋となる仕事を目指しております。さらに、遺伝性難聴の根本的治療を私の終局的な研究テーマとして取り組んでいます。
海外研修、海外留学等に関しても大いに歓迎しております。女性の医局員も多く在籍しており、結婚、出産に関しても当教室では個人の事情を考慮し、耳鼻咽喉科医として研修・研鑽が続けられるよう配慮しております。
以上、研修の要点と当教室について簡単に述べさせていただきました。私たちは、耳鼻咽喉科医師を志す皆さんはもとより頭頸部外科に関心をお持ちの研修医先生方を心より歓迎いたします。

順天堂医院 耳鼻咽喉・頭頸科 主任教授   池田 勝久