ロボット支援下咽頭腫瘍手術

当科で咽頭腫瘍に対するロボット支援下咽頭腫瘍手術を導入いたしました。

対象疾患:中咽頭癌

中咽頭癌に対して当科でロボット支援下の経口的腫瘍切除が導入されました。対象となる疾患は中咽頭癌です。中咽頭癌に対する手術は古くから頸部(首)切開して切除する方法が行われてきていましたが、2000年代に入り経口的(口を開けて、口の中から)に切除する方法が普及してきました。しかし、口の中という狭い範囲で手術を行うため、どうしても操作性に限界があり、手術が困難な場面も少なくありませんでした。そこで開発されたのがロボットを使用した手術です。ロボットの細いアームを口の中に挿入し先端が360度自由に可動するため通常の手術では操作困難な部位も安全に手術が行えるようになりました。その結果、頸部を切開する方法に比較しダメージが少なく、入院期間も短期で経口摂取(食事摂取)までが短縮することが可能になりました。この手術方法は欧米ではすでにスタンダードとなってきており広く行われていますが、日本国内ではまだ広くは普及していません。当院では学会の指定したトレーニングプログラムを履修し手術可能な施設となっています。

ロボット手術を検討される方へ

まだ、本法の歴史は浅いためロボット手術の良い適応であると判断した症例にのみ行っている状況ですので、まずは当科専門医の診察を受けて相談していただく必要があります。学会指定の専門医とも相談し手術の適応を判断していきます。本手術はまだ保険診療では行われていませんので費用に関しては、直接相談させていただくことになります。 適応となった場合にはおよそ10日間程度の入院が必要となります。

担当医師:
耳鼻咽喉科・頭頸科
先任准教授 松本文彦
准教授   大峡慎一

イメージ図