診療実績
2008年
外来部門では、年間外来患者総数はここ数年常に70,000人を超え、初診患者数は約2,400人です。初診外来ブースを設け上級医師2名体制で診療にあたっております。また、救急対応には応答医(夜間は当直医)が常時対応しており、昨年2008年は総数145名の救急患者をCCU収容し治療を行いました。なお、当科当直は医師2名体制で行っております。
入院部門では、病棟医は総勢25~30名の5グループ(心カテ、不整脈専門チームも含む)体制で、病棟診療に従事しており、昨年は約2,000名の入院患者さんの診断・治療を行いました。
2008年の心カテ部門では、心カテ総件数は1,594件で、総冠動脈インターベンションPCI治療は523件で95%超の成功率で、緊急カテを含め院内死亡は4例(心破裂2例、ショック1例、ステント閉塞1例)でした。
関連病院では、順天堂静岡病院で心カテ1,213件(PCI 452)、順天堂浦安病院で682件(PCI 225)、順天堂練馬病院で818件(PCI 358)、順天堂東京江東高齢者医療センターで249件(PCI 60)が施行されており、順天堂全体で年間4,556件の心臓カテーテル検査診断が行われ1,618件のカテーテル治療が行われました。
不整脈の検査治療部門では、2008年総件数は350件で、123件の電気生理学的検査EPSを施行し、94件のペースメーカー植え込み術のほか、68件のカテーテルアブレーション、53件の植え込み型除細動器ICDの植え込み術および心臓再同期治療(除細動器付き)CRT-D植え込み術など頻脈性不整脈治療を、合併症なく安全に施行しました。
エコー部門では、2008年はスタッフの充実とともにデジタル画像ファイリングシステムの拡充により、年間検査総数は9,000件超となり、国内トプクラスの実績です。また、従来の経胸壁心エコーのほか、経食道心エコー、頸動脈血管エコー、負荷心エコーも行っております。
このほか、心臓MDCT、心筋シンチ、トレッドミル、ホルター心電図検査などを積極的に施行しております。
心臓リハビリテーション部門では、2008年は3,800件を超え、リハビリテーションを専門スタッフの指導のもと行っており、首都圏有数のリハビリテーション施設となっており、虚血性心疾患の治療後や心臓血管外科手術後の多くの患者さんの早期退院、早期社会復帰に努めております。








