CAR-T療法「キムリア」の患者さんをご紹介いただく先生へ

CAR-T療法キムリアとは

キメラ抗原受容体T細胞療法(CAR-T療法)キムリアは、患者さん自身のT細胞にCARを遺伝子導入することにより、B細胞性白血病や悪性リンパ腫の細胞表面に発現するCD19抗原を特異的に認識できる、遺伝子改変T細胞療法です。CARが遺伝子導入されたキムリアは、CD19抗原を発現する白血病やリンパ腫細胞を強力に攻撃することができます。このCAR-T細胞を体外で増やして患者さんの体内に戻せるように製造された製品です。

キムリア投与対象基準

  • CD19陽性B細胞性急性リンパ芽球性白血病
    キムリア投与時に25歳以下であり、以下のいずれかであって、CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない。
    • 初発の患者で標準的な化学療法を2回以上施行したが寛解が得られない場合
    • 再発の患者では化学療法を1回以上施行したが寛解が得られない場合
    • 同種造血幹細胞移植の適応とならない又は同種造血幹細胞移植後に再発した場合
  • びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
    以下のいずれかの場合であって、CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない、かつ、自家造血幹細胞移植の適応とならない又は自家造血幹細胞移植後に再発した場合。
    • 初発の場合は化学療法を2回以上、再発の患者では再発後に化学療法を1回以上施行し、化学療法により完全奏効が得られなかった又は完全奏効が得られたが再発した場合
    • 濾胞性リンパ腫が形質転換した場合、通算2回以上の化学療法を施行し、形質転換後には化学療法を1回以上施行したが、形質転換後の化学療法により完全奏効が得られなかった又は完全奏効が得られたが再発した場合

キムリア治療の流れ

CAR-T療法は、リンパ球採取(アフェレーシス)、ブリッジング治療、リンパ球除去療法、CAR-T(キムリア)輸注などの下記プロセスを患者さんごとに行います。

医療機関の主治医の先生へ

CAR-T(キムリア)療法の適応の患者さんをご紹介いただく際は、下記の対象患者チェックリストを確認のうえ、血液内科外来(代表電話:03-3813-3111)もしくは地域医療連携室(Fax: 0120-03-3946 もしくは、E-mail: irenkei@juntendo.ac.jp )よりご予約をお取りいただけますようにお願い致します。
順天堂大学医学部附属順天堂医院は、「CAR-T(キムリア)療法」の提供可能施設として、豊富な症例経験を有しております。当院では血液内科と細胞療法・輸血学、小児白血病の場合は小児科、血液内科と細胞療法・輸血学が連携して、アフェレーシス、ブリッジング、キムリア治療まで最善の治療計画を立てて、その後の外来経過観察まで含めた最善の治療をご提供いたします。もし合併症が発現した際には、麻酔科(集中治療室担当)、神経内科、循環器内科、呼吸器内科など多くの科が連携して、治療にあたる協力体制を整えております。
安心して大切な患者さんをご紹介いただけるよう、しっかり主治医の先生と連絡を取りながら進めてまいります。

対象患者チェックリスト(患者紹介用フォーム):製薬会社提供サイト https://www.kymriah.jp/hcp/treatment/targetpatient.html

本件お問い合わせ先(キムリアに関するご相談)
血液内科
安藤美樹 水曜午前、木曜午後外来 m-ando@juntendo.ac.jp
細胞療法・輸血学/血液内科
安藤 純 月曜午後、木曜午前外来 j-ando@juntendo.ac.jp