医学生教育への取り組み

医学部を有する大学として、医学生への教育も当科の果たす大切な使命のひとつです。変わりつつある医学教育、医師国家試験制度の改革のなかで、変遷に沿う学生教育の向上に取り組んでいます。

4年生、5年生を対象とした臨床実習(Bed Side Learning, BSL)では、呼吸器内科医としての実地診療スキルの向上、国際的に活躍できる医師の育成を目指した医学英語の向上、学生時代から研究活動の環境に触れること、などについて取り組んでいます。

診療スキルの向上については、病棟患者の診療に日々積極的に参加し、指導医とともに行動することを原則とし、診察技法の指導、簡易版臨床能力評価表(mini-CEX)も必ず指導医より実施しています。また実習中には学生にひとりずつ、ガイドラインや教科書などの学習ツールを含んだタブレットを貸し出し、実習期間中の自習時間の有効な活用を目指しています。教育、BSLを通じた医学英語学習にも力を入れています。医学生が英語で書いた受持ち患者さんのまとめは、指導医チェック、ネイティブチェックの2段階のチェックを行い、受持ち患者さんを通じた診療体験の学びを正しい質の高い英語でまとめられるような教育を目指しています。短期の海外からの医学生の見学実習も積極的に受け入れています。医局員は英語でのクルズスを実施する一方で、海外からの実習生には自国の医学教育、医療について医局員の前でプレゼンテーションをしてもらい相互のコミュニケーションがはかれることを目指しています。実習プログラムの中に、当科の研究室案内の時間を設け、指導医からの研究施設の紹介を行っています。より興味を示した学生には、実習期間後も呼吸器内科関連の学内、学外の研究会や、年次学会への参加を案内したり、ときには学生自身で発表する指導も積極的に指導しています。