腹腔鏡下膵切除術を受ける患者さんへ

【手術前の検査について】

原則、外来で行います。詳しい検査や治療が必要な場合は、当院の専門科による診察や治療を受けていただきます。

【入院生活について】

通常、手術の2日前に入院していただきます。
手術後7-10日で退院が可能となります。

【腹腔鏡下膵切除の傷】

通常、5箇所の傷により手術を行います。傷の位置は、病変の位置によって異なります。

(例)腹腔鏡下膵体尾部切除の傷
原則すべて抜糸不要の傷です。

【開腹手術への移行】

周囲臓器との癒着が強く場合や不慮の出血により腹腔鏡下で手術が困難と判断した場合には、開腹手術へ移行しより安全な手術方法をとることがあります。

【術後の注意点】

退院後から日常生活や入浴(湯船含む)は可能です。38度以上の発熱や傷の異常があった際は、連絡をください。

【ロボット支援下膵頭十二指腸切除について】

ロボット支援下手術は直腸癌や胃癌に対する手術として、保険収載されている手術です。従来の腹腔鏡手術よりも精緻な操作が可能なため、今後のさらなる発展や適応疾患の拡大が期待されています。

現在国内でロボット支援下膵頭十二指腸切除術は保険収載されておりませんが、当院ではご希望の患者さんに、da Vinciサージカルシステム®︎を用いたロボット支援下膵頭十二指腸切除術を行うことが可能です(保険外診療)。

ロボット支援下手術ではより精密な操作が可能なため、従来から難易度が高いとされている膵消化管吻合(膵臓と小腸をつなぎ合わせること)や胆管空腸吻合(胆管と小腸をつなぎ合わせること)で、より精度の高い操作を行うことができます。

*病気の性質や大きさ,並存疾患によって、従来の開腹手術をお勧めすることもあります。
*入院期間や傷の数は、平均的なものです。並存疾患や病変の大きさや位置により、異なります。