患者さんを紹介してくださる先生方へ

当科は我が国の大学附属病院として初めて「メンタルクリニック」という診療科名を導入しました。これは、人間にとってもっとも重要な「こころの問題」を対象とした専門の診療科として、従来の「心療内科」や「精神神経科」といった垣根を取り払い、広く門戸を開いたものであります。

近年の高度に発達した社会は時間的な余裕がなく、さまざまなストレスを受けやすい状況にあります。したがって、老若男女を問わず、気分が落ち込んだり、いらいらする、よく眠れない、疲れやすい、忘れっぽい、人間関係が気になる、身体の病気が心配でたまらない、学校や会社へ行く気がしない、不安が強くてパニックになる、人前では緊張してしゃべれない、何度も確認しないとすまないなど多くのストレスに関連した症状でお悩みの方が多いように思われます。このような場合には、身体的疾患と同じように早期発見・早期治療が重要ですので、当科外来をご紹介いただけたらと存じます。また、当科には専門外来として、我が国で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」がございますので、認知症が疑われたり治療でお困りの際にはご相談ください。

なお、当科は順天堂浦安病院、静岡病院(旧 順天堂伊豆長岡病院)、順天堂東京江東高齢者医療センター、東京臨海病院の各メンタルクリニックや順天堂越谷病院精神科との密な連携による医療システムを確立しています。このシステムは順天堂大学精神医学教室によって運営されていますが、診療実績としてはシステム全体で一日平均外来者数約800人、入院患者数350人、併診入院患者数100人と、大学附属病院としてわが国最大規模であります。こころを扱う総合診療科としての「メンタルクリニック」を何卒よろしくお願い申し上げます。

図1

患者さんが初めて当科外来を受診する場合、詳しい外来受診の手順については「地域医療連携室」のホームページ内に記載してあります。ご参考にしていただきますようお願い申し上げます。