精神科専門病床入院について

当院メンタルクリニック(閉鎖病棟)、および附属順天堂越谷病院(閉鎖病棟、開放病棟)、江東高齢者医療センター(閉鎖病棟)へのご入院は、精神保健福祉法に基づく入院であり、一般病棟とは異なった入院手続きならびに処遇が必要となります。

以下に簡単にそのご説明をいたします。

精神科への入院形態には、おもに任意入院、医療保護入院、措置入院、3つの入院形態があります。

(1) 任意入院:患者様本人の同意に基づいて行われる入院です。自分の意思で入院し、自分の意思で退院できます。また、病院は任意入院患者の行動を制限する事はできません。ただし、任意入院患者であっても病状によっては、精神保健指定医が診察を行い、ほかの形態での入院への切り替えを検討する場合があります。

(2)医療保護入院:精神保健福祉法第33条に規定されている入院形態です。本来は任意入院が望ましいものの、精神科医療の特殊性として、患者様本人が入院を望まない場合でも、精神保健指定医が入院加療を必要だと判断し、かつ家族等が同意する場合には、治療のためにやむを得ず入院となることがあります。これは患者の健康と生活を守るためです。医療保護入院で入院した方は、精神保健指定医が入院を続ける必要がないと判断した時、退院することが出来ます。

*(3) 措置入院:順天堂越谷病院のみ入院対応がありますが、通常埼玉県の精神科救急業務の一貫として行っている入院の為、患者様やご家族のご希望で適応される入院形態ではございません。状態としましては、精神障害のために自分自身や他の人を傷つけてしまう恐れがあると認められた場合、医療及び保護のために、都道府県知事の指示により二人の精神保健指定医が診察し、二人ともが措置入院に該当と判断しなければ措置入院させることができないことになっています。

*家族等とは

上記ご入院の場合に、患者様がご入院に対して、その精神障害のために正しい理解が出来ず、代理でご入院などの判断をしていただく方のことです。
患者様の後見人または保佐人、配偶者、親権を行うものおよび扶養義務者、三親等以内の家族が該当します。
数名いらっしゃる場合は、家族内で意見を統一していただく前提になります。

  1. 後見人または保佐人
  2. 配偶者
  3. 親権を行うもの
  4. 三親等内の家族(ただし、三親等[叔父叔母など]では裁判所の選任が必要)
  5. 配偶者以外の扶養義務者のうちから家庭裁判所が選任したもの

同意者になれない方もいらっしゃいますので、詳細は外来主治医にご確認ください。

家族等の実例

  1. 患者様が20歳以上で配偶者がいる場合 - 配偶者
  2. 患者様が20歳以上で独身の場合 - 親、兄弟、祖父母
  3. 患者様が20歳未満の場合 - 両親(親権を行うもの)

ご不明な点は、遠慮なく外来主治医にお聞きください。