卒後教育Q&A

脳神経外科というと夜も寝れないのでは?
必ずしもそうではありません。確かに救急医療に携わることや重症の疾患を扱うことも多く、夜間の緊急対応が必要なこともしばしばです。トレーニングの過程では、寝ないで頑張るという経験も時には必要ですが、現代の脳神経外科は急速に進歩をしているため、以前に比べると個人への負荷は圧倒的に少なくなっています。Minimally Invasive Neurosurgeryに代表されるように、最小限の侵襲で最大限の効果を導き出すような手術に変化してきています。これにより患者さんばかりでなく、医師への侵襲も少なくなってきています。
給料は出るの?
入局の時点で原則として助手になりますので全て有給です。順天堂大学医学部附属病院全てで同様の処遇です。関連病院に勤務する場合は、それぞれの病院の給与体系での支給が受けられます。
女性でも出来る?
確信をもって出来るといえます。当教室にも多数の女性脳神経外科医がおりますが、全員専門医の資格を修得しています。現代の脳神経外科は洗練されており、昔ながらの体力勝負というものはなくなってきました。女性の入局大歓迎です。
将来的には開業がしたいんだけど?
可能です。優秀な医師が医局から離れるのは辛いことですが、個人の意思を尊重し医局全体で開業をバックアップします。
順天堂大学出身が多いのでは?
医局全体の人員構成をみれば、確かに順天堂大学出身者が多くなります。しかし、研修や人事、海外留学等、出身大学による差別は全くありません。色々な人材が集まりそれぞれが特色を出すことより、医局全体が活性化すると考えています。ちなみに現在医局に所属する医師の出身大学には、旭川医科大学、弘前大学、秋田大学、福島県立医科大学、群馬大学、筑波大学、防衛医科大学、埼玉医科大学、日本医科大学、帝京大学、聖マリアンナ大学、信州大学、宮崎医科大学等があります。
給料は確保されるのですか?
我々の関連施設やOBなどと協力をして、皆さんの収入は確保します。詳しくは教授、医局長に相談してください。
大学院コースと専門医・専攻生コースはどちらが脳神経外科にあっていますか?
どちらがいいかを論じることには無理があります。我々は脳神経外科医ですから、まずはしっかりとした臨床の力を付ける必要があると考えています。その意味では、臨床を重視した専門医・専攻生コースにメリットがあるかも知れませんが、この問題はたとえ大学院コースを選択しても個人の努力によって克服できるものと思われます。"既に学位はあまり必要なくなった"という意見を耳にするがありますが、私達はそのようには考えません。学位という資格にとらわれることなく、"サイエンス"に触れることによって獲得される論理的思考がなければ、その後の医師としての飛躍は困難になるでしょう。個人のおかれた環境にもよる選択と思いますので、個別に相談にしてもらった方が良いと考えます。
専門医をとるのには順天堂はいいと思います。しかし、研究は他大学院で自分の興味がある研究をしたいのですが。
他施設で研究をしてみたいということであれば、順天堂の大学院に入学した後に、他研究施設に留学するということは全く問題ありません。これまでにも、何名かの教室員がこの形で、海外、国内の施設に留学しています。
順天堂の弱い分野は他大学で研修したいのですが。
順天堂は、脳神経外科のサブスペシャリティを全て網羅しているのが大きな特徴です。しかしながら、確かに他大学がある分野では私たちよりも症例が多いということもあります。現在は検討段階ですが、幾つかの大学と研修医の交換留学が可能になれるかを考えています。交換留学が実現すれば、より多くの知識を、研修医を通して私たちも共有することができると思われます。早期の実現を目指します。