脳卒中後片側上肢麻痺患者の
リハビリテーションにおける
ロボットリハビリ装置(XMM-HR2)の
応用可能性検討-無作為化比較試験-

研究の概要

この研究は、脳卒中による麻痺の症状をより早く、より効果的に治療する新たな医療機器を開発するために、その試作機であるXMM-HR2を実際にお使いいただき、その効果を検討するためのものです。特に、本試作機では「手の運動機能の回復」に焦点を当てています。手の機能が回復すれば、日常生活で行えることが増え、より自立した生活を援助することができると考えられます。
本研究では、参加される方を2つのグループにランダムにわけ、それぞれが異なる手の訓練を8回(1回40分、週2回)受けていただき、訓練効果を調査するものです。

対象となる方

(1)選択基準

  1. 脳卒中を発症し、後遺症として半身の麻痺症状を認める方
  2. 年齢が20歳以上80歳未満
  3. 脳卒中発症後60日以上が経過している
  4. 中等度以上の患肢の手指麻痺:SIASの手指運動スケール≦2(十分な個別の指運動が困難)
    かつSIASの上肢近位筋運動スケール≧2(手を胸の高さ以上に持ち上げられる)
  5. 麻痺している手の感覚が脱失していない
  6. ロボット装着・使用が可能な肘・手関節の可動性が保たれていること
  7. 著しい手指の痙縮(筋肉の固さ)を認めないこと
  8. ボツリヌス療法を受けている場合は最終治療日から2か月以上経過していること
  9. 試験のプロトコールに則った通院が可能なもの
  10. 本研究の参加に関して同意が文書で得られること

(2)除外基準

  1. 重篤な心疾患:不安定狭心症、発症から短期間の心筋梗塞、非代償性うっ血性心不全、
    急性肺性心、コントロール不良の不整脈、重篤な大動脈弁狭窄症、
    活動性の心筋炎、心内膜炎など
  2. コントロール不良の高血圧
  3. 急性全身性疾患または発熱
  4. 最近の肺塞栓症、急性肺性心、重度の肺高血圧症の合併
  5. 重篤な肝・腎機能障害の合併
  6. 運動を妨げる重篤な整形外科疾患の合併
  7. 高度の認知障害、重度の精神疾患の合併
  8. 他の代謝異常(急性甲状腺炎など)