腹腔鏡手術とは

腹腔鏡手術における留意点

一方、腹腔内の状態や手術の難易度により以下の留意点があります。

  • 開腹手術への移行:腹腔鏡下手術が安全に行えないと判断した場合
  • 輸血:術中・術後に予期しない出血があった場合 (全症例で術前に輸血の同意書を頂きます)
  • 最終診断は術後の組織検査で確定:術前診断と異なる場合、開腹手術が必要になる可能性
  • 他臓器の損傷:隣接臓器である尿管や膀胱、直腸の損傷
    (子宮内膜症や開腹手術既往などにより、高度な癒着がある場合)

手術前後のスケジュール

腫瘍の縮小や術中の出血軽減を目的として、手術の3-6ヵ月前からお薬・注射などの術前治療が行われる場合があります。また手術の約1カ月前に術前検査(血液・尿検査、 レントゲン検査、心電図)を行い、その後執刀医による手術方法の説明があります。

入院手術術後1日目術後2日目術後3日目
問診、シャワー、夜浣腸(症例に応じて)朝:術前経口補水 or 点滴、浣腸
麻酔:全身麻酔
朝:採血、ドレーン・尿管を抜去、食事・シャワー開始経過観察:(症状に応じて採血やレントゲン、診察)退院(症例に応じて採血など)

入院期間と費用について

原則として入院期間は4泊5日(手術前日入院、術後3日目退院)ですが、手術の状況や術後の経過に応じて延長となる場合があります。
手術はすべて健康保険が適応され、手術の種類により費用は異なりますがおおよそ40~80万円で、その3割が自己負担となります。
また腹腔鏡手術には、原則として高額療養費制度が適応となります。加入保険の種類により払い戻し額が異なりますので、詳細は厚生労働省のHPをご覧ください。