患者さんの紹介

当科への患者さんのご紹介は、いつでも承っております。ただし、患者さんの病状に応じて対応が異なりますので、下記をご参照いただき、スムーズな診療で対応できるよう、ご連絡をお願い申し上げます。



当院は、高度医療、先進医療を提供する病院として、他の医療機関と相互連携を図り、診療を行う厚生労働省に認定された「特定機能病院」です。
受診にあたっては、紹介状(診療情報提供書)が必要です。(前回の受診日から6ヶ月以上経過した方を含む)

産科

  • 東京都指定の地域周産期センターです。
  • 合併症のある妊婦さんや胎児疾患が疑われる妊婦さんを積極的な受け入れを行っています。
  • 母体搬送や産褥搬送の受け入れを積極的に行っています。
    もし受け入れが出来ない場合も搬送先検索に極力ご協力させていただきます。
  • 当院分娩希望の低リスクと考えられる妊婦さんは、直接セミオープン施設へのご紹介をお願いいたします。
    (セミオープン施設からの当院分娩予約は可能です。また、妊娠リスクチェックに関しては、こちらをご参照ください。)
    当院での分娩についてのご案内(産科セミオープンシステムについて)
  • ハイリスク妊娠外来、双胎外来、妊娠相談外来、超音波精査外来は、直接お電話で予約していただくことが可能です(産婦人科外来で予約を承ります)。
  • 妊娠相談、超音波精査外来は、当院で分娩予定のない患者さんもご予約いただけます。
  • 勝手ながら、クアトロ検査や羊水染色体検査のみをご希望の方は、お断りをさせていただいています。

婦人科

内視鏡手術

  • 年間約800件前後の内視鏡手術(腹腔鏡下、子宮鏡下、ロボット手術)を行っていますが、手術には産婦人科内視鏡技術認定医が必ず立ち会うようにしており、最先端かつ安全な医療の提供を常に心掛けております。
  • 子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢胞以外にも、卵管疾患や子宮腺筋症、骨盤臓器脱、多嚢胞性卵巣、子宮奇形に対しても積極的な治療を行っています。また子宮頸がん・子宮体がんに関しては、進行期にもよりますが、腫瘍グループと連携を取り、積極的に腹腔鏡手術もしくはロボット手術を施行しております。

不妊治療

  • 不妊治療は人工授精(AIH)や体外・顕微受精、凍結胚移植(ART)まで行っています。内視鏡手術により根本的な不妊の原因を治療した上で妊娠に至らない場合は、AIHやARTを不妊治療として組み込んでいきます。

女性アスリート

  • 女性アスリートへのサポートも実施しております。

婦人科悪性腫瘍 (腫瘍外来)

  • 年間約200件の開腹もしくは腹腔鏡による婦人科がん手術を、婦人科腫瘍専門医、腹腔鏡技術認定医のもとに行い、安全かつ確実な根治性の高い医療を提供できるように努めます。
  • 悪性腫瘍に対するロボット支援下手術も積極的に取り組んでいます。
  • 遺伝相談外来と連携し、遺伝性婦人科腫瘍のスクリーニング、手術(腹腔鏡下予防的卵巣卵管切除術:RRSO)、フォローアップを行っています。
  • 毎月、放射線科医師や病理医とカンファレンスをおこない、質の高い医療を提供しています。
  • 婦人科医師、病棟看護師、薬剤師、緩和ケア専任医師、看護師と週1回多職種カンファレンスを行い、緩和ケアも行っています。
  • クリニカルパスを導入し医療の効率化を図るとともに、心身両面からの手厚い診療を行っています。
初診の患者さんは、腹腔鏡外来、リプロ(不妊)外来、腫瘍外来あてにご紹介ください。
当科紹介用の診療情報提供書がございます。記入の手間を軽減し、治療方針に関する先生方のご意向を記入していただけます。紹介状が必要な先生は、地域医療連携室にご連絡ください。
ご紹介いただいた患者さんの術前治療や術後経過観察などは、可能な限り紹介元の先生にお願いしております。
ご紹介いただいた患者さんの経過については、必ずご報告申し上げるように心掛けております。
当科紹介用の診療情報提供書(紹介状)当科紹介用の診療情報提供書(紹介状)
手術後に紹介元の先生方に郵送している情報提供書手術後に紹介元の先生方に郵送している情報提供書
(手術所見を同封しております)
患者さんご自身でご予約いただく場合
先生方にご予約いただく場合

診療体制について

産科の診療体制について

  • 産科24床、NICU6床で構成されている地域周産期センターで、ハイリスク妊婦や胎児病の管理を積極的に行っています。
  • 合併症などのない妊婦様は自然分娩を原則とし、より快適で安心なお産をしていただけるように、医師、助産師で取り組んでいます。
  • 無痛分娩、骨盤位(逆子)分娩、帝王切開後の経腟分娩などの分娩も一定の条件下で行っています。
  • 分娩はハイリスクの患者さんの受け入れのため、一定数で制限をさせていただいております。

当院で出産ご希望の方は早めにお問い合わせください。
(当院で出産歴のある方や合併症、胎児に病気のある方はこの限りではありません)。

婦人科内視鏡の診療体制について

  • 年間約1,000件におよぶ内視鏡手術を、6名の産婦人科内視鏡技術認定医が行っています。この症例数は国内ではトップレベルで、常に最先端かつ安全な医療を提供することを目的としております。
  • 術後には、担当医から手術のビデオの説明を行い、患者様の病態や今後の治療スケジュールを把握していただきます。
  • 病棟ではクリティカルパスを導入し医療の効率化を図るとともに、心身両面からの手厚い看護を行っています。

婦人科腫瘍の診療体制について

  • 年間約150件の婦人科癌手術を婦人科腫瘍指導医のもとに行い、安全かつ確実な医療を提供することを目的としています。
  • 婦人科医師、病棟看護師、薬剤師、緩和ケア専任医師、看師婦と週1回カンファレンスを行い、緩和ケアも提供します。
  • クリティカルパスを導入し医療の効率化を図るとともに、心身両面からの手厚い看護を行っています。
婦人科腫瘍の診療体制について01
婦人科腫瘍の診療体制について02
婦人科腫瘍の診療体制について03

教授回診の様子(フォトギャラリー)

教授回診の様子01
教授回診の様子02
教授回診の様子03教授回診
教授回診の様子0411階B病棟ナースステーション

教室カンファレンスと回診風景(フォトギャラリー)

教室カンファレンスと回診風景01医局会
教室カンファレンスと回診風景02画像診断カンファレンス
婦人科腫瘍の診療体制について03病理カンファレンス