ステントグラフト内挿術
当科では、新しい治療であるステントグラフト内挿術も積極的に行っております。
ステントグラフト内挿術は、2006年7月に我が国で企業製造腹部ステントグラフトが認可され、その後2008年7月には胸部ステントグラフトも認可されました。当科でも2008年5月に腹部の第1例を施行し、2010年より本格的に導入、また8月より胸部のステントグラフトも開始いたしました。
土肥 静之 (腹部ステントグラフト指導医、胸部ステントグラフト指導医)
横山 泰孝 (腹部ステントグラフト指導医、胸部ステントグラフト実施医)
大石 淳実 (腹部ステントグラフト実施医)
ステントグラフト内挿術の利点と欠点
【利点】
- 体への負担が少ない
- 傷が小さくてすむ
- 翌日より食事、歩行が可能
- 術後5日間での退院が可能
【欠点】
- すべての人に施行できるわけではない
- 歴史が浅いため長期成績が不明確
- 手術後に追加処置が必要な場合がある
場合によっては従来の開胸、開腹手術のほうが適している場合がありますので詳しくはご相談ください。
当科の治療実績

手術死 | 0 |
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経過観察中の瘤関連死亡 | 0 |
追加治療 | 1 |