教授ご挨拶

消化は人間にとって命の源です。消化器内科は、読んで字のごとし、消化に関わる臓器、すなわち、食道、胃、小腸、大腸、そして、肝臓、胆嚢、膵臓などの病気を網羅して診断治療しています。なんとなくお腹の具合が悪い、健康診断で精密検査を指示された、かかりつけの先生から専門病院受診を勧められた、といった方、是非順天堂医院消化器内科にお越しください。

順天堂医院消化器内科は、日本有数の規模を誇り、各領域のエキスパートがそろっており、他の診療科とも緊密に連携しています。様々な病気を抱えている患者さんに対しても最良の医療を提供し、安心して医療を受けられるよう全力を尽くしています。どうぞお気軽に受診してください、お待ちしています。
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当科 教授陣

診療科概要

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当教室・診療科は、白壁彦夫教授により昭和43年にはじまり、浪久利彦教授、佐藤信紘教授、渡辺純夫教授を経て、現在は池嶋健一教授、伊佐山浩通教授、椎名秀一朗教授、永原章仁教授の4名の教授体制で各グループで連携し、診療にあたっております。

消化器内科学は食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓、腹膜など諸臓器の疾病の成立、進展機序を明らかにし、診断・治療更に予防を行うことを目的とした臨床的な学問研究分野で、最近では咽喉頭領域の疾患の早期発見についても担うところが大きくなっています。

当教室は、順天堂医院内においても全体の約10%の入院、約6%の外来、内視鏡検査においては約70%の患者さんを受け持っており、その責務の重要性を感じながら教室員一同、日夜、診療・教育そして病因・病態の解明や治療法の開発・研究に情熱を燃やしながら日々邁進しております。

関連施設・機関の紹介

外来診療

初めて当科外来を受診される場合には、紹介状をご持参ください。
紹介状が無い場合でも外来受診は可能ですが、初診時選定療養費として別途自費にて8,250円(税込)を申し受けます。
詳しくは順天堂医院のホームページ内に記載してあります。

⼊院診療

私共は、診療の基本は病気の原因・背景となる因子を詳細に分析し、それらを除去することにより、病気を根本的に治療し再発を防止することと考え、常にそのように心掛けています。患者さんとそのご家族の方々は、どのようなことでも遠慮なさらずに、詳しく聞いてください。世の中は情報開示の時代です。自分の病状を詳しく聞き、理解することは病気の早期診断、治療に不可欠です。
医師と患者さん、そしてご家族の方々が一体となって病気を治すのです。

入院される患者さんへ

当科では、医師一人ひとりが担当医となる制度が長年採用されていましたが、2004年に始まった臨床研修制度により臨床研修医は、経験の十分な講師・助手からなる指導医のもとに入院患者さんの診療にあたっています。また、消化器内科専任の医師はこれまでどおりグループ長、病棟医長をはじめとするスタッフと朝夕に討議を行いながら患者さんの担当医として責任をもって診療に従事しています。
特に、医師と患者さんとのコミュニケーションを通じ、患者さんの精神面を含めた全人的医療を行うように心掛けております。

検査・治療の説明、承諾書等について

当科では、さまざまな画像診断や内視鏡を用いて、診断・治療の質の向上に努めています。正確な診断のために、また、緊急を要する処置・治療のため、時には患者さんに侵襲を伴う手技が少なくありません。その場合は、担当医が分かりやすく、患者さんや時にはご家族の方々に丁寧に説明いたします。検査・治療についてのご質問、ご要望等がございましたら、遠慮なく直接担当医にお聞きください。また病棟の看護師にご要望をお伝えくだされば、担当医、上級医が対応させていただきます。
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