食物アレルギーとアトピー性皮膚炎のヒト細菌叢の研究

(食物アレルギーとアトピー性皮膚炎患者の腸内細菌叢と病勢との関連についての検 UMIN000037869)

2021.12.31募集は終了しました


トピックス

臨床研究参加者募集

近年、食物アレルギーアトピー性皮膚炎等アレルギー疾患の成因や増悪因子(病気を悪くする原因)に腸内細菌が深く関与していることが報告され、注目されています。最近の研究で、アレルギー疾患の患者さんの腸内細菌叢にある特定の細菌が目立って増加していたり、特定の細菌が過剰な免疫を抑制したりしていることがわかってきました。
そこで、アレルギー疾患の患者さんから採取した便や血液検体、唾液や皮膚から、治療の効果に関わっている腸内細菌や、免疫などの体のはたらきを調べることによって、有効性や簡便性などの点で優れた治療薬・治療法の開発につなげることを検討しています。
 
今回の臨床研究では食物アレルギーアトピー性皮膚炎患者さんの便、唾液、皮膚の各細菌叢の解析を目的とし、将来的には抗菌剤併用便移植療法等の腸内細菌療法による腸内細菌叢の変化がアレルギー発症の予防や治療の可能性を模索していきます。
臨床研究への参加にご興味のある方は、fmt@juntendo.ac.jpに問合せていただくか、消化器内科 石川、野村(慧)、小児科・思春期科 工藤、小児科・思春期科 稲毛、皮膚科 吉原の外来にて直接ご相談ください。

対象者

順天堂医院消化器内科、皮膚科ならびに小児科に通院中の方で食物アレルギーやアトピー性皮膚炎と診断された方
ただし、その他の合併症や治療経過により、医師が不適切と判断した患者さんは除きます。
なお、この研究では(未成年の研究対象者/ご自身で十分な理解の上同意をしていただくことが難しい研究対象者)を対象に含める為、代諾者(未成年の場合は親権者又は未成年後見人とする)の方にもご説明をさせていただき、同意をいただくことになりますのでご協力をお願いします。

費用

検体の解析にかかる費用は当研究費で賄われますが、通常の保険診療内で診療費がかかります。
※別途QUOカード5000円分を参加していただいた患者さんに贈呈いたします
 
  • 担当医師
順天堂大学消化器内科     石川 大
順天堂大学消化器内科     野村 慧
順天堂大学小児科・思春期科  工藤 孝広
順天堂大学小児科・思春期科  稲毛 英介
順天堂大学皮膚科       吉原 渚
 
2021年2月9日