日帰り手術について

はじめに

日帰り手術では、手術や麻酔の方法をはじめ、それを行うスタッフも、入院手術と同様に行われます。当院での日帰り手術は、お子さまへの負担の軽い短時間で終わる手術を、手術当日のみ小児病棟の病室へ入っていただき、日帰りで行っています。具体的には、2歳以上でこれまでに大きなご病気をされていないお子さまの鼠径ヘルニア(陰嚢水腫)の手術を日帰りで行います。もちろん日帰り手術の予定であっても、術後の様子などで入院しほうが安全と考えられる場合は入院に切り替えさせていただきますし、帰宅された後に問題が生じた場合にも直ちに当院で対応させていただきますので、心配はいりません。一方で、手術や麻酔を安全に受けていただくために、手術前後の食事の注意、帰宅後のお子さまの観察など、ご家族に協力をいただかなければいけないことがあることをご理解いただきたいと思います。
日帰り手術は、手術日は土曜日(第2土曜日を除く)で、外来にてあらかじめ手術日を決定します。小児病棟はベッドの予約が困難なため、小児病棟内の個室をご利用していただきます。1日分の個室料金がかかることをご了承ください。

私たち順天堂医院小児外科・小児泌尿生殖器外科、麻酔科・ペインクリニック、外来、病棟、手術室のスタッフは、患者さんに安全に、かつ安心して日帰り手術を受けていただけるよう、常に万全の体制を整えております。不明な点がございましたら、スタッフへお声をかけてください。

日帰り手術日時

毎週土曜日 9:00~

日帰り手術適応疾患

  • 鼡径ヘルニア
  • 陰嚢水腫
  • 移動性睾丸

日帰り手術の流れ

手術前日まで

受診風景

初診日に外来担当医が、鼠径ヘルニアの手術が必要かどうか診察いたします。
手術が必要で日帰り手術を希望される患者さんは、術前検査

  1. 血液検査
  2. レントゲン
  3. 心電図
を受けてください。

翌週の日帰り手術担当医師外来(岡崎先任准教授:金曜日am)を受診してください。検査結果を報告し、日帰り手術が可能かどうか、可能であれば手術日を決定いたします。

※初診日が日帰り手術担当医師外来の場合は、初診日に術前検査(血液検査、レントゲン、心電図)を受けていただき、1週間後再診して検査結果を報告し、手術日を決定いたします。

手術日決定後は普段の生活を続けて手術をお待ちください。

-手術待機時の注意-

  1. ヘルニア篏頓(そけい部がふくれて、もどらなくなってしまった状態)を起こした場合には直ちにご連絡いただき来院してください。夜間、休日でもすみやかに整復する必要があります。
  2. ご自宅、勤務先、携帯番号等連絡先が変更になった場合は、必ず医事課まで連絡をください。

手術前日

手術前日

手術前日(金曜日)午前11時に小児外科・小児泌尿生殖器外科外来を再診してください。このとき、

  1. 外来担当医師より全身状態と感染症のチェック
  2. 日帰り手術のオリエンテーション
  3. 医事課で入院手続き
をしていただきます。

手術当日

  1. 当日の朝の食事につきましては、麻酔科医の指示に必ず従ってください。
    ※ 守られない場合には麻酔の危険性が高まるため手術を中止することがあります。
  2. 当日は午前8時までに1号館10階Aまたは10階B病棟(入院される病棟)へ直接来てください。手術担当医がお子さまの状態を確認いたします。
    ※ 朝の状態によっては手術を後日に延期することがあります。
  3. 手術担当医の診察後は病室に入って、担当看護師の指示に従ってください。

  4. 時間が来ましたら、お薬の内服(あるいは坐薬)があり、手術室の前までご家族と一緒に行きます。

  5. 手術担当医の診察後は病室に入って、担当看護師の指示に従ってください。

  6. 手術中はご家族は病室にてお待ち下さい。 (手術終了後、手術担当医より手術室または病室にて手術のご報告をいたします。)
  7. 病室へ帰室後は点滴にて2~3時間様子をみます。
    しっかりと目が覚めたら水分を飲みます。
    吐き気や嘔吐がなければ小児外科医師が診察し、異常がなければ退院となります。
    ※ 安全のために入院して経過をみせていただく場合もあります。

持ってくるもの

持ってくるもの

  • 診察券
  • 保険証
  • 入院予約票
  • 印鑑
  • 日帰り手術の手引き
  • 手術承諾書
  • 麻酔承諾書
  • 手術内容説明の控え
  • パジャマ、下着(換え)、オムツ(必要なお子さまのみ)、タオル、ティッシュペーパー、お子さまの好きなおもちゃ(小さなもの)など

手術当日退院後

  1. 帰宅途中での食事は禁止です。まっすぐにご帰宅ください。水分をほしがったときはポカリスウェット、お茶、お水などをゆっくりと飲ませてください。
  2. 帰宅後、夕食から通常通り食事を開始していただきます。当日は手術後のため食欲のないこともあります。その場合は消化の良いもの無理せず食べられるだけ摂取させてください。

また、帰宅後は外出せず、家の中で様子をみてください。特に寝ている必要はありません。

(帰宅後問題となる合併症について)

発熱、嘔吐、疼痛、創部出血などが生じることがまれにあります。心配なことがあれば直ぐに病院へ連絡をください。24時間対応いたします。当院救急外来あるいは当直医と連絡が取れない場合は日帰り・オンコール担当医師の携帯電話に直接お電話ください。

手術翌日以降

  1. 食事:普通の食事で問題ありません。
  2. シャワー:帰宅翌日から可能です。ただし、創部の透明なテープがはがれた場合はマキロンなどで消毒後、市販の同様のテープで創部を保護してください。
  3. 外出:基本的に制限はありません。シートベルト、チャイルドシートも問題ありませんが、下腹部、陰嚢を直接ぶつける可能性のある遊びは避けてください。
  4. 学校、幼稚園、保育園:手術翌週から登校出来ます。ただし、運動は術後初回外来までは避けてください。下腹部をぶつける運動(鉄棒など)は1ヶ月後からにしてください。
    (運動、遊びに関しては、詳しくは外来担当医にご相談ください。)
  5. 予防接種:術後1ヶ月は予防接種を避けてください。その後は全く普通に受けていただいて問題ありません。

術後外来

手術翌週の金曜日午前外来(岡崎先任准教授外来)を受診していただきます。この際、抜糸し、全身ならびに創部の診察をします。その時の状態に応じて、その後の外来での診察予定を決定いたします。

その後の生活、運動、その他のご質問があれば外来担当医にご相談ください。

患者さんが安心して日帰り手術を受けていただけるよう、万全の体制を整えております。ご質問、ご希望等ございましたら、お気軽にスタッフにお声をかけてください。