留学報告:アイルランド・ダブリン

平成17年卒 高橋 俊明(2013.7〜2016.6)

2013年7月より2016年6月までの3年間、Prem Puri教授の指導のもと、アイルランドのダブリンにある研究施設で働かせて頂きました。CDHの発症機序、特に横隔膜の欠損の成因について研究して参りました。

まず何より、今回このような機会を与えて頂けたことに対しまして、山髙教授、宮野名誉教授をはじめとした同門会の諸先生、また自分の留学不在中、各病院で診療を支えて下さっていた同僚の先輩、後輩の皆様に感謝を申し上げます。

留学中の3年間は、朝から晩まで、休日も関係なく、Puri教授と共に仕事をさせて頂きました。学会準備、論文査読、教科書の執筆、講演スライドの作成など、ありとあらゆるPuri教授の抱える膨大な仕事を、共に取り組ませて頂き、大変勉強になりました。特に、2014年EUPSAや2015年ISPSRのように2度の大きな学会をダブリンで主催させて頂いたことは、その準備、運営には苦労はしましたが、自分の成長のために、とても貴重な経験をさせて頂いたと思っております。

アイルランドでの研究留学の環境があらゆる面で劇的に厳しくなり、加えて当施設での研究予算が大幅に縮小されるという逆境の中、最終的には3年間で22本の筆頭著者での抄録と、そのうち現在のところ16本の論文執筆、さらにはヨーロッパでの学位取得まで達成出来たことは、Puri教授の愛のこもった指導、そしてラボのチームメンバーとの苦楽を共にした友情を抜きにしては語れません。そして仕事の外でも、ダブリンの語学学校やサッカーチームで出会った、南米、ヨーロッパ、アフリカなど世界中あらゆるフィールドで活躍するたくさんの仲間達からの応援を受け、彼らとは一生の絆が出来ました。

今後は、この3年間で得た経験を生かしつつ、『信頼される外科医』を目指して、臨床・手術に精進して参りたいと思います。これからも皆様の御指導を宜しく御願い致します。

(2016.6 記)