留学報告 ミシガンより

平成20年卒  越智 崇徳(2014.10~2016.9)

2014年10月よりミシガン大学で研究留学をさせていただいており、帰国まで残すところ1ヵ月となりました。ミシガン大学のあるアナーバーという街は、冬が長く寒さが厳しい分、夏の緑や空がとても美しい自然豊かなところです。様々な文化の違いを肌で感じながら、妻と2人の娘と共に充実した毎日を送っています。

ミシガン大学ではTeitelbaum教授の元、"TPN投与マウスにおける腸管免疫の変化" に関する研究をさせていただきました。最初の数ヵ月は実験手技を身につけることに必死でしたが、少しずつ結果が出始めてからはメカニズムを追求していく研究の面白さに惹かれていきました。そんな矢先の昨年7月の事、Teitelbaum教授が突如体調を崩され、ラボの継続が難しい状況になりました。しかし、体調を崩されてからも研究に対する情熱は変わることなく、自宅や病室に伺ってミーティングをする日々がしばらく続きました。Teitelbaum教授の強い信念と責任感、いつでも周りを気遣う優しさには感銘を受けました。今年1月にラボが閉鎖してからは、主任教授のHirschl教授の御厚意で、約2ヵ月半臨床現場を見学させていただきました。その後は、共同研究者として当初よりお世話になっていた消化器内科の鎌田信彦先生のラボで受け入れていただき、研究成果も論文として仕上げることができました。この2年間を振り返ると、本当に沢山の方々に支えられてきたことを改めて感じております。ラボの閉鎖が決まった時、山髙教授からは多大なるサポートと共に、2年間は残って自分の好きなようにしたらよいと励ましの言葉を頂き、その言葉が私にとって大きな支えとなり、その後も多くのことを学ぶ機会に恵まれました。

最後になりますが、私にこのような貴重な留学の機会を与えてくださった山髙教授を始め、同門会の諸先輩方、医局員の皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。留学で得た経験を順天堂に戻ってから生かせるよう、精進して参りたいと思います。

(2016.6記)