診療体制について

栄養

乳幼児における栄養障害は、体重増加不良や低身長の原因となり、また神経発達の面でも悪影響を及ぼすことから、その評価、消化吸収試験や小腸粘膜生検による原因診断、および治療を積極的に行っています。未熟児の栄養障害では、さらに後の脳・神経発達に及ぼす影響は強く、DHAやEPAなどのn-3系多価不飽和脂肪酸(n-3PUFA)、スフィンゴミエリン、鉄などの強化と神経発達の関係を視覚誘発電位図(VEP)検査やBayley発達検査などにより検討し、臨床応用しています。
最近では食品による抗炎症作用も注目されており、私達の動物実験の結果をもとに炎症性腸疾患などの慢性炎症性疾患に対し、抗炎症効果を期待してn-3PUFAを製剤としてあるいは半消化態に強化して投与しています。肥満の合併症として種々の生活習慣病関連の問題が挙げられており、肥満児に対し食事、運動、生活習慣、心理的サポートおよび合併症対策などの点からトータルケアを行っています。

スタッフ

清水医師東海林医師|北村医師|

消化器

嘔吐の原因として頻度の高い胃食道逆流症の診断を消化管造影検査や24時間pH・インピーダンスモニター検査にて、また慢性下痢の診断を消化吸収試験や小腸粘膜生検にて行い、それぞれ良好な治療成績を上げています。胃潰瘍、慢性胃炎や胃癌の原因として注目されているヘリコバクター・ピロリ感染の診断を家族内感染も含めて便や呼気の検査および内視鏡検査にて積極的に行い、陽性の場合は除菌治療を行っています。最近増えている潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患については、学会のワーキンググループでの指針をもとに最新の免疫学的および栄養学的知識を加えて常に最先端の診断および治療を行っており、その治療例数は他施設と比較し群を抜いております。近年提唱され始めた新生児乳児消化管アレルギーについても、他病院からの転院を受け入れ適切な検査、診断のもとに治療を行います。小児の急性および慢性膵炎については全国でも最も多くの症例を経験している施設のひとつであり、MRCPによる非侵襲的診断や遺伝子診断および内視鏡的治療や小児外科による手術治療も安全に行っています。

スタッフ

清水医師大塚医師工藤医師東海林医師神保医師|幾瀬医師(練馬病院)|松村医師|
|細井医師|宮田医師|佐藤(真)医師|京戸医師|新井(喜)医師|丘医師|吉村医師|時田医師|伊藤医師|

肝臓・代謝

新生児や乳児期早期の胆汁うっ滞性肝疾患(胆道閉鎖症、アラジール症候群、シトリン欠損症、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症など)、幼児期~学童期の肝疾患(ウイルス性肝炎、ウイルソン病、自己免疫性肝炎、原発性硬化性胆管炎、肥満および脂肪性肝炎など)、膵疾患(急性膵炎、慢性膵炎、遺伝性膵炎など)の患者さまの診療を担当しています。肝硬変症の患者さまには、小児外科医や移植外科医と連携を取りながら生体肝移植までの橋渡しをしています。膵炎を反復する患者さまに対しては消化器内科医と協力しながら内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)や内視鏡治療を行っています。またこれらの病気に起因する栄養学的な問題に対しても小児の特性に応じたサポートを行い、お子さんのQOL向上に貢献しています。

<C型肝炎の内服治療ついて>
対象:12歳以上のお子さん(※)
内容:子どものC型慢性肝炎も飲み薬で治せるようになってきました。C型肝炎の大部分が母子感染であることを鑑みると、小児期に治療を行うことは次世代への感染を防ぐための有効な手段とも考えられます。
(※)12歳未満のお子さんに対しては飲み薬の有効性を調査するための治験が行われていますので、将来的に治療ができるようになることが期待されています。

<子どもの膵炎の遺伝子解析>
対象:膵炎発作を繰り返しているお子さん
内容:子どもの膵炎の中には、原因が分からないまま膵炎発作を繰り返し、日常生活に支障をきたす患者さまもいます。生まれつきの膵管や胆管の形態異常を調べるために、核磁気共鳴膵管胆管造影(MRCP)やERCPを行ったり、膵炎になりやすいかどうかの体質を明らかにするために膵炎関連遺伝子解析(※)を行い、その情報をもとに生活・食事指導や投薬管理に役立てています。

(※)医療関係者の方へ:
2020年2月現在、PRSS1およびSPINK1遺伝子解析は当該施設で検索可能です。解析は順天堂大学医学部研究等倫理要綱実施規程に基づき施行しています。お申し込みはスタッフ(鈴木光幸:msuzuki@juntendo.ac.jp)までご連絡ください。なお、事前相談のみも受け付けております。

スタッフ

清水医師|鈴木(光)医師(留学中)|箕輪医師|齋藤(暢)医師|中野医師(神栖済生会病院)|
|平井医師(江東病院)|

新生児

当院は地域周産期母子医療センターとしてNICU6床を含む28床の新生児病床を備え、早産児や疾患を持つ新生児の先進管理を行っております。当科では早産児の栄養管理に重点をおき、胎児発育に近似した成長の維持と発達予後の向上を目的として、生後早期より経腸栄養と経静脈栄養を併用するearly aggressive nutritionを導入しております。当科と小児外科、産婦人科とは常に連携をとっており、合同カンファレンス(毎週開催)では今後出生する症例の管理・治療方針の検討を、周産期カンファレンス(毎月開催)では重症症例についてのケースプレゼンテーションやミニレクチャーを行っております。また、栄養管理や感染制御、発達予後に関する臨床研究を継続して行っております。
当院および順天堂大学附属静岡病院、浦安病院は日本周産期・新生児医学会新生児専門医の研修施設です。

スタッフ

|寒竹医師|東海林医師久田医師|西崎(直)医師(浦安病院)|池野医師|菅沼医師(留学中)|
|大川医師(静岡病院)|岩崎医師|池田医師(静岡病院)|清水医師

血液・腫瘍

小児腫瘍の診断ならびに治療を行っています。小児腫瘍は血液腫瘍である白血病や悪性リンパ腫、固形腫瘍である神経芽腫・ウイルムス腫瘍・肝芽腫・骨軟部腫瘍や胚細胞腫瘍など、および脳腫瘍などです。小児外科、脳外科、放射線科や整形外科と連携をとり最新の治療を行っています。また、同種移植や自家末梢血幹細胞などの移植治療も行っています。小児腫瘍の治療にあたっては、トータルケアの概念のもと、児童精神科医・チャイルドライフスペシャリストなどの多職種と連携をとり、本人ならびに兄弟や家族を含めたケアを実践しています。さらに、小児がん経験者を支援するため全国に先駆けフォローアップ外来を開設し、内科医や婦人科医と連携した診療を行っています。血液疾患は貧血(鉄欠乏性貧血・再生不良性貧血や溶血性貧血など)、好中球減少、出血性疾患(血小板減少性紫斑病など)に対する診断と治療を行っています。

スタッフ

藤村医師|高田医師|寺尾医師|玉一医師|栗本医師|富田医師|石橋医師|谷口医師|
|松山医師|藤原医師|草野医師|齋藤(正)医師

腎臓

腎炎・ネフローゼ症候群をはじめとする小児腎臓病に加え、先天性水腎症・膀胱尿管逆流症などの泌尿器科的疾患についても本学の小児泌尿器外科と協力し積極的に診療を行っています。また学校検尿で血尿や蛋白尿といった異常を指摘されたお子さんの診断・治療も数多く行っています。近年は腎不全に対する透析療法のみならず、各種血液浄化療法も積極的に行い、腎疾患の枠を超えて小児の重症疾患の救命向上に寄与できる体制を整えました。
一方、医学研究活動にも精力的に取り組み、国内外の学会・研究会等で基礎研究(ネフローゼの病因など)や臨床研究(泌尿器疾患の診断法・治療法)の成果を発表しております。
さらに、近年は継続的に埼玉県立小児医療センター腎臓科にも医師を派遣し、より専門性の高い小児腎臓病の診療並びに研究を緊密な相互協力のもとで行っています。

スタッフ

遠藤医師|櫻谷医師(埼玉小児)|村野医師(豊島病院)|仲川医師(練馬病院)|原医師(浦安病院)|水谷医師(越谷市立病院)|草場医師(東部地域病院)|西崎(直)医師(浦安病院)|藤永医師(埼玉小児)|大友医師(練馬病院)|

内分泌・代謝

順天堂大学医学部附属順天堂医院小児科・思春期科には、日本内分泌学会ならびに、日本糖尿病学会専門医・指導医が在籍し、小児内分泌代謝疾患ならびに、小児糖尿病疾患の専門的な検査や、治療を行っています。また当科は日本内分泌学会ならびに、日本糖尿病学会認定教育施設であり、小児内分泌学や、小児糖尿病学を志す若い医師の教育にも力を入れています。
当科では、成長ホルモン系(成長ホルモン分泌不全性低身長症、SGA性低身長症、先端巨大症など)、甲状腺系(甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)、甲状腺機能低下症(先天性甲状腺機能低下症、慢性甲状腺炎など)、脱毛症に伴う甲状腺機能異常などの子どもも多く治療しています。)、副甲状腺系(偽性副甲状腺機能低下症など)、副腎系(Cushing症候群、副腎腫瘍など)、性腺系(性腺機能低下症、性早熟症など)、また下垂体後葉の抗利尿ホルモンの異常(中枢性尿崩症、腎性尿崩症など)、骨代謝系(ビタミンD欠乏性くる病、軟骨無形成症など)の内分泌疾患のほか、糖代謝系(糖尿病、高インスリン血症性低血糖症、膵島過形成など)や先天性代謝疾患(尿素サイクル異常症、アミノ酸代謝異常、有機酸代謝異常、脂肪酸代謝異常など)、脂質代謝系(肥満症、脂質異常症など)の代謝疾患を対象に診療を行っています。
内分泌疾患や代謝疾患の中には、生まれながらの先天的な疾患もあります。新生児マススクリーニングの対象となっている疾患(先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎皮質機能低下症、アミノ酸代謝異常、糖代謝異常、有機酸代謝異常、脂肪酸代謝異常など)は、新生児診療グループと連携して治療にあたります。また代謝疾患の中で、高アンモニア血症を呈した場合には、即座に対応できるように各種薬剤を準備しています。さらに血液浄化療法を必要とする場合には、小児腎臓診療グループと連携し持続ろ過透析法など積極的な治療も行い実績を上げています。他にも炎症性腸疾患と低身長症や、体重増加不良など認める場合には小児消化器診療グループと、尿素サイクル異常症、胆汁酸代謝異常症、糖原病などの代謝疾患に対しては肝臓・代謝診療グループと、白血病治療での抗がん剤治療によるホルモン異常を合併した場合には血液診療グループと、ヌーナン症候群やターナー症候群など心臓疾患を合併しやすい染色体異常症の診療には小児循環器診療グループと、各々連携して診断、治療にあたります。
小児科以外の診療科に関しては、例えば頭蓋咽頭腫など脳腫瘍術後の汎下垂体機能低下症(中枢性尿崩症、中枢性副腎機能低下症、中枢性甲状腺機能低下症、成長ホルモン分泌不全、性腺機能低下症など)の子どもに対しては、脳外科と連携しながら各種ホルモン補充療法を行っています。陰核肥大、陰唇癒合、重症尿道下裂や矮小陰茎などのあいまいな外性器を有する性分化疾患(Differences of sex development)については、小児外科と連携したうえで各種負荷試験や遺伝子解析などの精密検査および治療を積極的に行っています。また、性別判定が困難な子どもについては社会的緊急事態として精査し、Gender identityを慎重に判断して性別決定に関わるほか、児童精神専門医や小児専門看護師、心理士、メディカルソーシャルワーカーと協力して、ご家族の精神的なサポートも行っています。先天性副腎過形成症で外陰部形成術が必要な場合は、小児外科と連携し周術期の管理を行います。
これら疾患に対して入院精査や治療が必要な場合には、1号館10階小児医療センターに入院していただき、指導医の指導のもと小児科医師、看護師、小児医療スタッフがチームで診療に当たります。特に入院して成長ホルモン分泌刺激試験をはじめ、いわゆる負荷試験を行う際には、子どもの不安や恐怖をできるだけ取り除くために、子ども療養支援士(CCS;Child care staff)が積極的に関わり、それぞれの子どもが理解できるようにプリパレーション(子どもに検査の説明をして心の準備をする機会を作り、頑張る力を引き出すこと)を行っています。また、成長ホルモン補充療法が開始される際には、小児看護認定看護師が実技指導を行うほかに、CCSが外来で子どもに治療の必要性や注意事項などを説明して、治療への意欲を高める努力をしています。
糖尿病は主に1型糖尿病の診断、教育、治療を行っていますが、近年小児肥満症の増加に伴う小児メタボリック症候群や2型糖尿病の診断、教育、治療も行っています。小児糖尿病指導医から糖尿病の病態やインスリンの働き、糖尿病の合併症など基本的な知識の教育はもちろん、インスリン治療導入時には、糖尿病療養指導士の資格を有する専任看護師が治療の考え方や、実際の手技など指導します。そして治療と並行して、入院中や外来日に合わせて管理栄養士による栄養指導も行っています。
当院および関連病院に通院中の1型糖尿病の子どもを対象として、初夏に日帰りバーベキュー、夏休みには泊まりがけのキャンプを行っています。近年では小児科および糖尿病内分泌内科の医師、看護師、管理栄養士だけでなく、医学部や看護学部の学生もボランティアとして参加しています。
内分泌および代謝領域につきまして、ご心配なことがございましたら是非ご相談ください。

スタッフ

田久保医師春名医師|庄野医師(神栖済生会)|椿原医師|福嶋医師|山口医師|清水医師
|石川医師(浦安病院)|西崎(淑)医師(川口済生会)|深江医師(大学院生)
|滝口医師(越谷市立・大学院生)|志村医師(東京臨海病院)|

神経

神経グループでは幅広い小児神経疾患に対応しています。
てんかんについては、発作時ビデオ脳波同時記録を活用し、発作型の同定や非てんかん性のイベントとの鑑別を厳密に行っています。また、薬物治療においても合理的な薬物投与を心がけ、不必要な多剤併用を行わず最小の薬剤で最大限の効果を上げる努力を行っています。また、当院の脳神経外科とは緊密な情報交換を行っており、外科的治療や迷走神経刺激にも対応しています。
急性脳症では、ベッドサイドで持続脳波モニタリングを行い、客観的な治療方針の決定を行います。また、拡散テンソル画像やMRスペクトロスコピーなどの先進的な画像解析技術や脳血流シンチグラムなどの機能画像を取り入れ、予後判定や病態解明に取り組んでいます。また、自己免疫性脳炎については共同研究を行っており、自己抗体の最適な検出法の探索を行うとともにその臨床的な意義を検討しております。
新生児脳障害については、出生後まもなくから脳波を継時的に記録して脳障害の評価を行っています。近年はamplitude-integrated EEGを導入し、ハイリスク新生児の脳機能モニタリングを積極的に行っています。脳形成障害や水頭症に対しては、産婦人科・小児外科・脳神経外科などと連携し胎児期からの診断および管理を行い、予後の改善に努めています。また、放射線科と協力して拡散テンソル画像やMRスペクトロスコピーなどの先進的な画像解析技術を活用し、脳障害の病態解明も行っています。これらの知見が後障害なき生存に繋がることを目指しています。
脳性麻痺や発達遅滞については、リハビリテーション科とは定期的にカンファレンスを行い、在宅での療育の援助も行います。また、画像診断による障害の予測や評価も行っております。特にアテトーゼ型脳性麻痺のリハビリや画像診断に力を入れ、一般に理解されにくいこれらの障害をお持ちの患児について適切な支援を行うよう努めています。
稀少難病の診療実績も豊富です。近年当院で診断した稀少難病には以下のようなものがあります。SSPE・2q microduplication・SCA27・TUBA1A変異・1q terminal deletion・syntelencephaly・Cat Eye症候群・セロイドリポフスチノーシス・Jacobsen症候群・Pelizaeus Melzbacher病・先天性筋無力症候群・副腎白質ジストロフィー・X連鎖性水頭症・FLNB変異・KCNT1変異・Opitz C症候群・GLUT1異常症・brainstem disconnection・5q microdeletionなど。
診療については心理的な垣根を取り払い、相談しやすい雰囲気を重視しています。お子様が神経疾患ではないかと心配な場合には、お気軽にご相談ください。
なお、当院は日本てんかん学会教育認定施設です。

スタッフ

安部医師池野医師|北村医師(非常勤)|五十嵐(鮎)医師)(東京臨海病院)
|中澤(美)医師(賛育会病院)|嶋医師(浦安病院)|吉田医師(練馬病院)|有井医師(静岡病院)
|中澤(友)医師(豊島病院)|新島医師(練馬病院)|乃木田医師|

循環器

先天性心疾患・後天性心疾患(川崎病後遺症冠動脈瘤や心筋疾患など)・不整脈(学校心臓検診を含む)・起立性調節障害などを有する新生児~成人までの(一部成人も含まれる)患者さんが対象となります。予約制の小児循環器外来では胸部レントゲン、各種心電図、心臓超音波検査(即日施行)、アイソトープ検査などを行い診断および治療にあたりますが、心臓超音波検査は年間1000件以上、また特殊心エコー検査も行っています。先天性心疾患に対しては、小児専門の心臓血管外科医と協力して、全ての重症複雑心奇形に対応しています。心臓カテーテル検査は年間100件以上、検査入院は2泊3日~3泊4日と短期間で、検査翌日には退院できます。外科的手術に替わるカテーテル治療も行っており、血管や弁の狭窄病変に対するバルーン拡張術や動脈管・体肺側副血管などに対する塞栓術、および心房中隔欠損閉鎖術、緊急的カテーテル治療として先天性心疾患に対するバルーン心房中隔裂開術や川崎病性冠動脈瘤に対する冠動脈血栓溶解術などのほか心筋生検も可能です。カテーテル検査後には、血管造影写真を差し上げており、希望者には心臓手帳を発行しています。また超音波検査やカテーテル検査中には、患児の好きな音楽を流すなど、なるべく恐い思いをさせない様にアメニティーにも配慮しています。管理に関しては、産科医および心臓血管外科医と定期的に検討会を開き、最良の治療方針を決定しているとともに、ご家族が理解・納得していただけるまで、丁寧に充分なご説明ができる様に心掛けています。
尚、当院は日本小児循環器専門医修練施設であり、小児循環器専門医も複数います。

スタッフ

稀代医師高橋(健)医師織田医師(浦安病院)|宮崎医師(豊島病院)|福永医師古川医師 |原田医師|松井医師鳥羽山医師|田中(登)医師|守下医師|小林医師|山田(真)医師|海老原医師|坂口(陽)医師|矢﨑医師|細野医師|磯医師|井福医師|秋谷医師|秋本医師|加護医師|真弓医師|秋元医師(非常勤)

免疫・アレルギー・膠原病

戦前は珍しかったアレルギーの患者さんが、現代では4人に1人から3人に1人といわれています。小児科の外来でも一番多い慢性の病気はアレルギーです。私たちの専門とする対象疾患は、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症などのアレルギーのほかに、潰瘍性大腸炎、クローン病、膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等)など多岐にわたりますが、そのほとんどの病気についてまだまだわからないことが沢山あります。
外来にいらっしゃる患者さんのよくある御質問として:「ずっと咳が治らないけど何故?」「ずっと原因不明の下痢が続いて体重が増えないんだけど・・・」「アトピー性皮膚炎で食事療法をしているけどなぜ治らない・・・」等々、私たちはそのような質問について一緒に考え、答えを出していきたいと思います。私たちの日頃の研究も、治療に結びつくいろいろの謎を解明するため行われています。中でも慢性下痢症の臨床と研究の成果は国際的に知られており、全国から広く患者さんの紹介があります。また、薬剤療法だけでなく、ビフィズス菌のような善玉腸内細菌を利用した治療(プロバイオティクス)も取り入れております。どの疾患に対してもすべて鮮やかな答えを出せるとは限りませんが、共に考え歩んでゆけるような診療を心掛けていきたいと思いますので宜しくお願いいたします。

スタッフ

大塚医師篠原医師工藤医師森医師|馬場医師|稲毛医師|山崎医師|横倉医師|
|本庄医師|米山医師|山田医師|小嶋医師|清水医師

心の発達

身体の小さな子どもでも、私たちの予想をはるかに超える感じる力・考える力があることがわかってきました。 それは、人の心理発達の変化が、神経心理学などの発展により科学的根拠に基づいて解明されてきたことによります。特に乳幼児期は、成長とともに神経組織や心の発達を遂げていく重要な時期です。その時期に発達に影響を及ぼす可能性のある病気(心臓疾患、消化器疾患、未熟児など)をもったお子様の発達支援や育児支援を行っています。また言葉がゆっくり、友達とコミュニケーションをうまくとれない、多動で忘れっぽい、学校に行けなくなった、などのお子様の心の発達の気がかりに対し、様々な心理検査を用い多角的にアセスメントし、適切な治療や介入を考えて参ります。お子様の一人一人の個性を大切にしながら、ライフステージというキーワードを軸に、よりよい心の発達を多職種でサポートします。また、2012年より、保育士、心理士、子ども療養支援士(チャイルドライフスペシャリスト、ホスピタルプレイスペシャリスト等含む)、小児看護専門看護師と協力し、子ども療養支援チームの活動を開始しました。お子様の心の発達や学校、療養環境など何でもご相談ください。互いの専門性を活かして子どもとご家族を支えて参ります。また研究領域では、未熟児における栄養(DHAやスフィンゴミエリン)と認知発達の検討を各種認知機能検査(Fagan testや視線計測、第3版Bayley検査、VEP検査など)を用い行っています。また発達障害、脳外科的疾患(スタージ・ウェーバー症候群など)の認知発達などの研究も行っています。さらに、乳幼児期から思春期にわたる子どものこころや行動の問題(小児心身症、自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症などの発達障害、チックや強迫性障害など)の診断、治療を児童精神科のトレーニングを受けた医師が行い、心理士や地域との連携を通じ、より早期から介入していこうと考えております。また、私たちは、文京区、江東区、品川区、などの発達健診も担当し、地域におけるメンタルヘルス事業にも積極的に参画しております。

スタッフ

|岩崎医師|寺尾医師|細澤医師(留学中)|及川医師|三友医師|池尻医師|井上医師|岩丸医師|八田医師|平井医師|中村(明)医師|中道医師|田中医師(非常勤:国立成育医療研究センターこころの診療部)|吉川医師(非常勤)|飯島医師(非常勤)|藤田医師(非常勤)|黒澤心理士|小嶋心理士|中田心理士|原田保育士|菅藤子ども療養支援士|

感染症

細菌・真菌・ウイルス性疾患など、小児の感染性疾患全般の診断および治療を行っています。小児の感染症は、一般的な急性感染症だけではなく、基礎疾患や各臓器に関連して様々な病態を呈する分野です。特に、当施設は、基礎疾患を有する子供達や未熟児・新生児が、外来や入院にて治療を行うことから、併発する多種多様な感染症に対しても対応する必要があります。我々は、各主治医からのコンサルトを受け、診療科を問わず連携を取って治療に当たっております。また、近年では、病院関連感染症や耐性菌感染症にも対応が必要となっており、感染対策室と連携して、安全な病院環境の整備、国際標準に基づいた感染制御・適正治療を推進しております。予防医学の観点からは、後遺症なき生存を目指した新生児管理を目的に、プロバイオティクスの臨床応用や、遺伝子診断法を用いた感染症診断など臨床研究を進めています。

スタッフ

久田医師大日方医師(浦安病院)|新妻医師(浦安病院)|小松医師(賛育会病院)|松永医師|
|中尾医師|五十嵐医師|坂口(慶)医師|辻脇医師|田中(沙)医師|遠山医師|佐藤(由)医師|