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メタボリックシンドロームの診断基準 |
40歳以上の国民の10〜20%がその診断基準にあてはまるといわれる, メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が話題
になっています。放置しておくと, 心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患をおこすリスクが高いことが分かってきたためです。内臓肥満の程度を簡便に調べるために, 臍の高さで測ったウエスト径がその診断基準のひとつになっています。内臓脂肪から,体の中のインスリンというホルモンのはたらきを悪くする物質がでていることが,その病態の原因ではないかということも分かってきています。明らかな糖尿病,高脂血症や高血圧をすでにおもちの方は,それらに対するお薬が必要になりますが,そこまでには至ってないけれど,それらの複数の数値が正常よりやや高く,ウエスト径の大きい(最近増えてきた)方はメタボリックシンドロームの可能性があり,食事や運動などの生活習慣の見直しや改善が必要です。自分はそうではないかな?と気になる方は, 一度当科にご相談ください。