糖尿病の食事療法

バランスの良い健康食ともいわれています。特別に食べてはいけないものはなく、食べすぎを避け、規則正しく、バランスよく食べることが重要です。
主治医から指示される摂取エネルギー量を守れるよう、食品や料理のエネルギーの目安を覚えましょう。
また、合併症がある場合は、他の注意事項が加わる可能性がありますので、医師の指示に従いましょう。

1.適切なエネルギー摂取量

エネルギー摂取量は、年齢・性別・身体活動量・肥満度・血糖コントロール・合併症などを考慮し決定されます。一般的には、標準体重を求め、身体活動量に合わせてエネルギー摂取の適量を決定します。

2.栄養のバランスについて

適切なエネルギーの中で、栄養のバランスをとるためには、一食のなかに、主食、主菜(たんぱく質食品)、副菜(野菜)をそろえる献立にして、たんぱく質・脂質・糖質・食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を上手に摂りましょう。
エネルギー管理を容易にし、また、栄養分のバランスを保ちながら食事内容が多彩になるように考案されたものが、糖尿病の食品交換表(日本糖尿病学会〔編〕:糖尿病食事療法のための食品交換表第7版)です。食品交換表を使用しながら食事療法を進めていくとよいでしょう。使用方法については、管理栄養士にご相談ください。

3.食事は規則的に

規則的な食事の習慣は、血糖値を安定させ、著しい高血糖や低血糖を避けることが出来ます。そのために、朝食・昼食・夕食と指示エネルギーを三等分になるように食べることが大切です。また、食事時間も一定の間隔をあけて規則的に摂るようにします。
血糖の急激な上昇を抑えるために、ゆっくり時間をかけて食べ、毎食野菜を組み合わせて食べることも重要なポイントです。

4.献立のたて方

献立のたて方

毎食、エネルギーが均一になるように、一回の主食の量を決めます。毎食、主食(ごはん、パン、麺類など)・主菜(肉、魚介類、卵、大豆製品、乳製品など)・副菜(野菜、海草、きのこ類など)が揃った組み合わせにして、栄養バランスを摂りましょう。
食事は原則として、規則正しく三食摂り、間食を控えましょう。
嗜好品は、食べないことが理想的ですが、食べたい時は回数や頻度を決めましょう。最も影響が少ないのは朝食または昼食後のデザートと言われています。

5.外食の摂り方

外食の摂り方

外食は食事療法を乱すことが多いため、できるだけ避けることが望まれます。しかし、職業柄、余儀なくされる場合や、生活の質を維持するための外食は、現在の社会生活では避けて通れないことが多いようです。
外食は一般的に糖質や脂質が多く、味付けが濃く、野菜が少ないのが特徴です。
麺類や丼物などの一皿料理よりも、主食と副食が分かれている定食スタイルのものを選ぶ方が、栄養バランスがとりやすく、また器ごとにそれぞれ料理を残すことも可能です。
最近では、外食や市販弁当にカロリー表示をしたものが増えてきましたので、参考に選びましょう。

6.アルコールは節度ある適度な量を

アルコールは、禁酒が原則ですが、血糖コントロールが良好な場合のみ医師が許可します。許可量は1日2単位(160kcal)までで、休肝日を設けることも大切です。

2単位(160kcal)分のアルコール

日本酒 140ml

ビール 400ml

焼酎 100ml

ワイン 200ml

ウイスキー 60ml