部門概要
検査について
放射線部で行っている主な検査・治療を紹介しております。
記載している項目以外にも様々な検査・治療があります。
一般撮影検査
X線を用いて体内の骨や器官の構造を画像化する検査です。また当院では全国で導入数が少ない立位にて同時に全身を2方向撮影できるsterEOS装置を導入し、脊椎、股関節や膝関節などの手術計画や正確な治療の経時的なモニタリングに役立てています。


マンモグラフィ検査
乳房を専用の装置で圧迫撮影する検査です。当院では通常マンモグラフィに加えて、乳腺組織に隠れた病変の診断能を向上する3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)の撮影も行っております。


CT検査
CT(Computed Tomography)は360度方向から人体にエックス線を当て、透過したエックス線をコンピュータで処理し、臓器の輪切り像や三次元画像などに画像化する検査です。近年ではマルチスライスCTの多列化、超高精細分解能、スペクトラルイメージング、被ばく低減技術の向上が著しく、当院においても320列CT装置を導入しています。



MRI検査
放射線を使わずに強い磁石と電波を使って身体の断面像を描写する検査です。MRI検査は造影剤を使用せず血管を描出することが可能です。また、手術の支援画像として脳実質と血管、脳神経線維の立体的位置関係を把握できる撮像もできます。




核医学検査
放射性医薬品を体内に投与して身体の機能や状態を評価する検査です。SPECT検査は脳や心臓の血流を画像化します。PET-CT検査は全身の撮影ができ、がんの再発や転移の発見に有用な検査です。



血管造影検査・治療
血管内にカテーテルという細い管を挿入し血管の造影検査や病気の治療を行います。脳、心臓や体幹部の血管を対象に低侵襲な血管内治療を行っております。




放射線治療
順天堂医院では次のような高精度放射線治療を行っております。
- ➀動体追跡放射線治療
呼吸により動く腫瘍に対してピンポイントで放射線を照射する動体追跡放射線治療が可能です。 - ②Tomotherapy(トモセラピー)
強度変調放射線治療の専用機で複雑な形状の腫瘍に対して有効な装置です。
当院は他の医療機関と医療連携を図り診療をおこなっており、適応疾患に対して高精度放射線治療を提供できる体制を整えております。



