全身

だるい・疲れやすい

だるいとか疲れやすいと感じることは誰にでもあることですが、体が重い、休息をとっても疲れが取れない、軽い労作で疲れを感じる、何をするにも気力が起きないなど、その症状が長期に渡って続く時は注意が必要です。

【原因】

この症状の原因は多種多様に考えられます。
心臓や腎臓機能の異常、更年期障害などのホルモン分泌の異常、糖尿病、各種癌の発症、脱水の症状として出ることもあるので注意が必要です。ストレスが過剰にあるなど、精神的な面が原因となっていることもあります。

【症状を緩和する方法】

休息を取ったり、気分転換をはかったりしましょう。症状が軽い場合には、暖かい食事で改善することがあります。
脱水が原因と考えられる場合は水分をとることも必要です。

【受診の目安】

十分な休息をとったり、気分転換をはかっても疲れが取れない場合は、病院で相談してみてください。思いがけない病気が潜んでいることもあります。
また、だるい・疲れやすいの他に症状(例えば発熱、排尿異常、下痢、動悸、不眠など)が出ている時は、できるだけ早く受診することをお勧めします。

【観察のポイント】

受診時にはいつから症状が続いているか、何か病気をかかえているか、その他にどのような症状があるかなどを医師にしっかり伝えましょう。

浮腫

浮腫とは、血液中の体液が血管内に濾出するなどして、細胞内や組織間・腹腔・胸腔などに水分が過剰にたまった状態をいいます。

【症状】

  • 足の甲・すね、手の甲、顔面のむくみ(指で押すと跡が残る)
  • 息苦しさ、身体のだるさ
  • 体重増加、腰周りや胴回りなど周囲径の増加
  • 尿量の減少

などの症状が出現します。

【原因】

浮腫の原因としては全身性の浮腫として、(1)心性浮腫(2)腎性浮腫(3)肝性浮腫(4)内分泌性浮腫(5)栄養障害性浮腫(6)医原性浮腫(7)特発性浮腫
局所性の浮腫として、(1)リンパ性浮腫(2)静脈性浮腫(3)炎症性浮腫(4)立位性浮腫(5)内分泌性浮腫(6)妊娠性の浮腫
など原因は様々です。浮腫のある部位からだけでは病気は特定できません。原因の分からない繰り返し起こる浮腫もあります。

【症状を緩和する方法】

手足のむくみが生じたときには、むくんでいる部位を挙上しましょう。息苦しさや身体のだるさがあるときには、安静にして楽な体位をとるようにお勧めします。

【受診の目安】

  • 急激な体重の増加(正常な体重の10%以上)
  • 息苦しさ、身体のだるさが軽減しない
  • むくみの継続

上記症状が生じたときには、出来るだけ早く受診をしましょう。受診時にはいつ頃から出現したか、どのくらい体重増加があったか、ほかにどのような症状があるかを医師に伝えるようにします。

けいれん

けいれんとは、全身または部分的に筋肉が不随意に激しく収縮することによっておこる発作をいいます。
けいれんはまず、全身を強く突っ張った後、身体をガクガクさせるけいれんに移り、発作がおさまると意識がもうろう状態になります。発作が大きい場合、突然意識を失い、全身を硬直させてけいれんをおこします。眼球が上転して"白目をむいた"状態となり、呼吸が止まったり、尿失禁を伴うことがあります。

【発作時】

発作は数分でおさまる場合もあります。落ち着いて、呼吸をしているか、意識はあるか確認をしてください。可能なら血圧もはかるといいでしょう。
咬舌・舌根沈下予防のために頚部を手指で押し上げて気道の確保をすると共に、吐物による誤飲や、窒息を予防するために顔を横に向けてください。

【原因】

けいれんは全身の筋または筋郡の発作的で一過性の不随意的な収縮をいいますが、脳腫瘍、頭部外傷、脳手術後、脳感染症、てんかんなど様々な原因によっておこります。

【受診の目安】

けいれん発作の程度にかかわらず、できるだけ早く受診して原因をしらべましょう。

【観察のポイント】

受診時には、いつけいれん発作をおこし、どのようなけいれんが何分続いたか、他にどのような症状があるかを医師に伝えてください。

皮膚トラブル

皮膚は人体を被い、外界との境を作り、生命の保持に絶対不可欠な機能を営む重要な臓器です。皮膚は表皮・真皮・皮下組織から構成され、長い間外的な刺激を受けると皮膚も疲労してさまざまな機能が低下します。
皮膚は日頃のちょっとした気使いでトラブルを予防できます。今回は皮膚トラブルを予防する方法をいくつかお伝えします。

【皮膚トラブルを予防する方法】

  1. 毎日入浴して皮膚を清潔にすることは、表面の老廃物を除去して、新陳代謝を促進するうえで重要です。しかしナイロンタオルやボデイブラシでゴシゴシ洗うと、皮膚表面の角質が剥がれて傷つきやすくなります。
    からだを洗う時は手のひらなどで石鹸をよく泡立てて、やさしく洗うことが大切です。
  2. 紫外線を予防することも重要です。適度な日光浴は必要ですが、過度な紫外線はシミ・シワ・ソバカスなど皮膚の老化の原因となります。また皮膚の免疫力を低下させ、皮膚腫瘍などの皮膚病を発症しやすくするといわれています。
    紫外線予防には日傘や帽子、夏でも長袖シャツの着用などを心がけ、日焼け止めクリームなどを使用します。日焼け止めクリームを何度も塗りなおすのが面倒な方は、最近スプレータイプの日焼け止めが発売されているので試してみてはいかがでしょうか。
  3. 衣類、特に肌着は綿100%が良いといわれています。ナイロンなどの化学繊維やかたい繊維はカユミや湿疹などのトラブルを起こす原因となることがあります。
    洗剤が衣類に残らないよう、十分にすすぎをすることが大事です。
  4. 掃除をしっかりすることも重要です。ハウスダストなどによりアレルギーを起こす方もいます。できればカーペットは敷かず、フローリングで、基本は拭き掃除です。ふとんは表面を掃除機で吸い取ると良いといわれています。
  5. スキンケアも重要です。皮膚にとって乾燥はトラブルを起こす誘因となります。カサカサ、ガサガサの皮膚は角質が乱れて皮膚のバリア機能が低下している状態です。
    乾燥を防ぐためにクリームなどで保湿しましょう。

以上のことに気をつけていても皮膚トラブルを起こすことはあります。その時は早めに皮膚科を受診してください。