診療科・部門Department Information

消化器内科

診療日

診療科紹介

外来診療

外来は毎日午前・午後に、予約体制を基本として各担当医は、消化管疾患、肝疾患、胆膵疾患すべての患者さんを診察致します。また病診連携を原則とし紹介医と医療連携を行っております。各種検査も放射線科と連携し、腹部超音波検査、胃・大腸内視鏡検査、腹部CT検査、MRIなど多くの内視鏡や超音波、放射線を用いる検査が行われています。その他、ヘリコバクター・ピロリ菌の診断目的での尿素呼気テストや除菌療法も行っております。また、当院ではPET-CTがあり、がんの患者さんに検査を行っております。

入院診療

入院での治療は、消化器内科医3名と内科研修医が担当医として治療を行っております。各種検査入院や食道、胃、大腸のポリープまたは早期がんなどに対し内視鏡的粘膜切除術を行っています。粘膜下層剥離術等のより高度な治療は順天堂本院と連携して行っています。急な吐血や下血に対しては緊急で内視鏡検査・治療を行います。腸閉塞も多い疾患ですが、発症した場合はイレウスチューブ挿入にて減圧療法を行い、原因が悪性疾患の場合は当院消化器外科に紹介し手術療法を行っています。肝がんに対しては、放射線科と連携して選択的肝動脈造影法を利用した腫瘍動脈塞栓術(TAE)を行っております。胆石や胆管結石に対しては、根本的治療(内視鏡的乳頭切開及び砕石術、悪性胆管閉塞に対する内視鏡的ステント挿入術等)を要する場合は順天堂本院や浦安病院等とも連携し治療を行っています。このほかに手術適応のない患者さんに対して化学療法を中心とした集学的治療も行っています。また質の高い診療に努めており、毎週内科全体の研修医カンファレンス及び消化器疾患カンファレンスも行っております。

対象疾患

消化器内科は消化管(食道, 胃, 大腸)・肝・胆・膵疾患を主たる対象疾患としております。具体的には上部消化管では胸焼けや呑酸を来たす逆流性食道炎や腹痛の原因となる急性および慢性胃炎および胃潰瘍や十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシア、下部消化管では大腸ポリープ切除が主たる治療です。その他炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)や便秘・下痢といった大腸の機能性疾患(過敏性大腸症候群)及び腸閉塞に対して治療を行っています。また肝臓では、ウィルス性肝炎・自己免疫性肝炎・肝硬変、そしてアルコール性肝障害や脂肪肝など肝機能異常を示す疾患が対象となります。胆膵系の疾患も多く、胆石症やそれに伴う胆道感染症、急性・慢性膵炎などですが、この他に小腸疾患や腹膜疾患なども対象疾患となります。また悪性疾患としては、上下部消化器癌、肝臓癌、胆・膵癌おける早期・進行がんから手術適応のない患者さんまで幅広い分野をカバーし、他病院との連携も密にしながら治療にあたっています。

トピックス

ヘリコバクター・ピロリ感染による慢性胃炎に対する除菌療法が保険適応疾患に認定されました。胃がん発症との関連性も重要視されています。そのためヘリコバクターピロリ陽性場合は除菌療法を積極的に行っています。
また、高齢人口の増加に伴いC型慢性肝炎患者も高齢化しております。その根本的治療法はインターフェロン治療でしたが、最近では著しく副作用の少ない経口薬のみを用いた治療である直接作用型抗ウイルス薬(DAA)による治療効果が実証されております。当院では、常勤3名、非常勤1名の肝臓専門医で対応致します。

臨床研究への取り組み

スタッフ紹介

浅岡 大介(あさおか だいすけ)
消化器内科 科長
順天堂大学卒
順天堂大学医学部消化器内科学 先任准教授

専門分野
一般・消化管、肝胆膵、GERD(胃食道逆流症)、機能性ディスペプシア、ヘリコバクターピロリ感染症、慢性便秘、フレイル、サルコペニア、骨粗鬆症、腸内細菌
学会・資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本消化器病学会 専門医・関東支部評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本肝臓学会 専門医、日本消化管学会 胃腸科認定医・専門医・指導医、日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医・評議員、 日本医師会 認定産業医、日本骨粗鬆症学会 認定医、日本神経消化器病学会 会員、日本高齢消化器病学会 会員
佐々木 仁(ささき ひとし)
山梨医科大学卒
順天堂大学医学部消化器内科学 准教授

専門分野
一般・消化管、肝胆膵、ヘリコバクターピロリ感染症
学会・資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本消化器病学会 専門医、 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医、日本肝臓学会 専門医、日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医、 日本消化管学会胃腸科認定医・専門医・暫定指導医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
竹田 努(たけだ つとむ)
宮崎大学卒
順天堂大学医学部消化器内科学 助教

専門分野
一般・消化管、肝胆膵、ヘリコバクターピロリ感染症
学会・資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本消化器病学会 専門医 日本消化器内視鏡学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医
鈴木 麻衣子(すずき まいこ)
順天堂大学卒
順天堂大学医学部消化器内科学 助手

専門分野
一般・消化管、肝胆膵
学会・資格
日本内科学会 認定内科医

診療実績・業績

診療実績

平成28年度

外来延患者数17,476名(うち初診 659名)
入院延患者数6,178名(うち新入院患者数 575名)

内視鏡 実績

上部内視鏡1,716例
下部内視鏡1,091例
大腸ポリープ切除件数534例

2017年1月~12月 業績

英文原著

Asaoka D, Nagahara A, Hojo M, Matsumoto K, Ueyama H, Matsumoto K, Izumi K, Takeda T, Komori H, Akazawa Y, Shimada Y, Osada T, Watanabe S. Efficacy of a potassium competitive acid blocker for improving symptoms in patients with reflux esophagitis, non erosive reflux disease, and functional dyspepsia. Biomed Rep 2017:6:175-18

英文症例報告

Takeda T, Asaoka D, Fukumura Y, Watanabe S. Asymptomatic giant retroperitoneal mass detected at a medical checkup. Clin Case Rep. 2017 Oct 16;5(12):2148-2150

Takeda T, Asaoka D, Tajima Y, Matsumoto K, Takeda N, Hiromoto T, Okubo S, Saito H, Aoyama T, Shibuya T, Sakamoto N, Hojo M, Osada T, Nagahara A, Yao T, Watanabe S. Hemorrhagic polyps formed like fundic gland polyps during long-term proton pump inhibitor administration. Clin J Gastroenterol. 2017;10:478-484 

国際学会発表

Daisuke Asaoka, Akihito Nagahara, Mariko Hojo, Kenshi Matsumoto, Hiroya Ueyama, Kohei Matsumoto, Kentaro Izumi, Tsutomu Takeda, Hiroyuki Komori, Yoichi Akazawa, Sumio Watanabe Efficacy of a potassium competitive acid blocker for improving symptoms in PPI­refractory FD patients ANMA & JSNM Joint Meeting 2017 (Osaka) (Poster) March 23, 2017

Daisuke Asaoka, Akihito Nagahara, Mariko Hojo, Kenshi Matsumoto, Hiroya Ueyama, Kohei Matsumoto, Kentaro Izumi, Tsutomu Takeda, Hiroyuki Komori, Yoichi Akazawa, Yuji Shimada, Taro Osada, Sumio Watanabe Efficacy of a potassium­competitive acid blocker for improving symptoms in patients with reflux esophagitis, non­erosive reflux disease, and functional dyspepsia DDW 2017 (Chicago) (Poster) May 7, 2017

Tsutomu Takeda, Akihito Nagahara, Kenshi Matsumoto, Hiroyuki Komori, Yoichi Akazawa, Kentaro Izumi, Kohei Matsumoto, Hiroya Ueyama, Yuji Shimada, Daisuke Asaoka, Tomoyosi Shibuya, Naoto Sakamoto, Taro Osada, Mariko Hojo, Sumio Watanabe. Usefulness of Linked Color Imaging in Barrett's esophagus. DDW 2017 (Chicago) (Poster Session) May 8, 2017

和文総説

竹田 努, 永原 章仁, 浅岡 大介, 赤澤 陽一, 小森 寛之, 泉 健太郎, 松本 紘平, 上山 浩也, 松本 健史, 北條 麻理子. 【ここまでできるIEE】 [胃・十二指腸] スクリーニング 発見(detection)から質的診断(characterization) BLI/LCIを中心に 消化器内視鏡, 2017;29(12):2160-2169.

国内学会発表

浅岡大介、永原章仁、北條麻理子、松本健史、上山浩也、小森寛之、竹田努、松本紘平、赤澤陽一、泉健太郎、長田太郎、渡辺純夫 カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(PCAB)投与によるGERD患者の症状およびQOL改善効果の検討 第13回 日本消化管学会総会学術集会 (名古屋国際会議場) (ワークショップ) 2017年2月17日

浅岡大介、北條麻理子、渡辺純夫 PPI服用患者における上腹部症状の検討 第103回日本消化器病学会総会 (京王プラザホテル) (パネルディスカッション) 2017年4月20日

浅岡大介、永原章仁、北條麻理子、松本健史、上山浩也、小森寛之、竹田努、松本紘平、赤澤陽一、泉健太郎、長田太郎、渡辺純夫 PCABによるGERD初期治療後の維持療法における薬剤
第103回日本消化器病学会総会 (京王プラザホテル) (ポスター)  2017年4月21日

浅岡大介、北條麻理子、松本健史、上山浩也、竹田努、松本紘平、赤澤陽一、泉健太郎、渡辺純夫 当科2年間におけるPCABとPPIによる1次・2次除菌成績の比較検討 第23回日本ヘリコバクター学会学術集会 (函館アリーナ) (ポスター) 2017年7月1日

浅岡大介、永原章仁、佐々木仁、嶋田裕慈、松本健史、上山浩也、竹田努、松本紘平、赤澤陽一、泉健太郎、北條麻理子、渡辺純夫 下剤・消化管運動機能改善薬使用と便秘との関連の検討 JDDW 2017(福岡国際センター)(デジタルポスターセッション) 2017年10月14日

佐々木 仁、中川 裕太、中江 弘三郎、松山 秀二郎 当院における高齢者ヘリコバクター・ピロリ除菌治療 第103回日本消化器病学会総会(京王プラザホテル) (ポスター)  2017年4月21日

佐々木 仁、鈴木 麻衣子、竹田 努、浅岡 大介、永原 章仁 潰瘍性大腸炎として治療中に便培養で非定型抗酸菌が認められた一例 第20回日本高齢消化器病学会総会 (東京医科大学病院) (一般演題) 2017年7月15日

竹田 努, 永原 章仁, 渡辺 純夫. バレット食道診療におけるトピックス 食道バレット粘膜におけるLCI観察の有用性 第103回日本消化器病学会総会 (京王プラザホテル) (ワークショップ) 2017年4月22日

竹田 努、松本健史、永原章仁、鈴木麻衣子、赤澤陽一、小森寛之、泉健太郎、松本紘平、上山浩也、佐々木仁、 嶋田裕慈、浅岡大介、北條麻理子、渡辺純夫. 強皮症の食道蠕動障害に対しAcotiamideが有用であった一例. 第26回消化器疾患病態治療研究会 (新横浜プリンスホテル) 2017年9月9日

竹田 努, 永原 章仁, 石塚 敬, 高田 勇登, 廣本 貴史, 赤澤 陽一, 小森 寛之, 大久保 捷奇, 泉 健太郎, 松本 紘平, 上山 浩也, 中島 章人, 嶋田 裕慈, 松本 健史, 浅岡 大介, 北條 麻理子, 長田 太郎, 渡辺 純夫. 京都分類の各項目についてLCI観察の有用性の検討 JDDW2017 (福岡国際センター) 2017年10月12日

竹田 努, 永原 章仁, 浅岡 大介, 北條 麻理子, 渡辺 純夫. 上部内視鏡-日常臨床における画像強調内視鏡・拡大内視鏡の役割と将来展望- 上部スクリーニング内視鏡検査におけるLCI観察の有用性 第105回日本消化器内視鏡学会関東支部例会 (シェーンバッハ・サボー) (シンポジウム) 2017年12月10日

鈴木麻衣子,今 一義,渡辺 純夫 アルコール性肝障害マウスに対する 4 フェニル酪酸の効果第103回日本消化器病学会総会 (京王プラザホテル) (パネルディスカッション) 2017年4月21日

鈴木麻衣子,今 一義,渡辺 純夫 メタボリックシンドローム+アルコール性肝障害モデルにおける化学シャペロンの抑制効果 -KK-Ay マウスを用いた検討- 第53回 日本肝臓学会総会 (広島国際会議場) (ワークショップ)  2017年6月9日

鈴木麻衣子、今 一義、池嶋健一、内山 明、青山友則、新井久美子、山科俊平、 渡辺純夫 マウスアルコール性肝障害モデルにおけるフェニル酪酸の肝保護効果 第52回 日本アルコールアディクション医学会学術総会 (パシフィコ横浜) (シンポジウム) 2017年9月9日