資格・国家試験 看護師の仕事

看護師は病気やけがをした患者さんや妊産婦の療養生活のお世話や、医師の診療のサポートを行います。患者さんの最も身近な存在として、把握しているデータや変化を医師に報告して治療方針に関わるとともに、時には患者さんや家族に代わって治療への意向や気持ちを代弁し、調整を図ったりします。人を看るという独自の視点で生命や生活を支える仕事です。

看護師の活動の場と仕事

  • 病院・診療所、訪問看護ステーション、介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどの介護保険施設
  • 学校、企業の健康管理室
  • 健康関連企業での開発・研究、薬の臨床試験
  • ドクターヘリのフライトナース、救命救急士、災害看護、国際ボランティア活動
  • 助産師(専門課程への進学が必要です)
  • 看護の教育機関の教員 

など、活躍の場がどんどん広がっています。

看護師のキャリアアップ

専門看護師・認定看護師

資格取得後に、知識や技術を高めてキャリアアップし、エキスパートを目指します。
専門看護師はがん看護や精神看護、地域看護などの11分野、認定看護師は救急看護、皮膚・排泄ケア、感染管理など21分野があります。いずれも実務経験5年以上(うち3年は専門分野)でさらに教育を受け審査に合格して取得します。

管理職

病院などで経験を積み重ね、その場所の看護全体を管理したり、患者さんの安全に配慮した環境づくり、働く人の勤務管理や健康管理、家族との相談や医師と患者さんの意見を聞いて調整したりと幅広い仕事を行います。

助産師

看護師の資格取得後、大学院や専門学校などの専門課程を経て国家試験を受験し、合格して取得します。

保健師・養護教諭・衛生管理者

本学では、看護師国家試験受験資格と保健師国家試験受験資格が得られます(保健師課程は2024年入学生より選択制:定員130名)。
保健師国家試験に合格すると、養護教諭2種、第1種衛生管理者の資格が取得申請可能となります。

看護の教員・研究者

大学院や看護教員養成課程で学び、看護師養成機関の教員になります。大学教員では一定の臨床経験年数に加えて学位(修士、博士)が必要とされることがほとんどですが、近年では、大学院の数も年々増加しています。本学には医療看護研究科(浦安・三島キャンパス)があります。