JUNTENDO News&Events ニュース&イベント

2020.06.16 (TUE)

  • スポーツ健康科学部

後期の授業及び啓心寮入寮について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行のために、入学式が中止となり、さらに授業もオンライン中心に行うことになりました。学生の皆さんの安全を最優先しての判断ではありますが、皆さんそして保護者の皆様にはご苦労とご心配をおかけすることになり、大変申し訳なく思っています。5月26日に首都圏の緊急事態宣言が解除されましたが、その後の本学における授業等への対応については既にお知らせしたところです。前期はオンライン授業中心の講義が継続となり、さくらキャンパスで同級生と顔を合わせることができない状態が続きます。学生の皆さんには引き続き制限のある日常を強いることになりますが、油断することなく感染対策に十分に留意して生活し、オンライン授業による勉学に励んでもらうことをお願いします。

さて、さくらキャンパスでは後期から通常の対面による授業開始を予定しており、また8月末には学生の皆さんに啓心寮に入寮してもらえるように準備を進めてきました。医学部とスポーツ健康科学部の学生が一つ屋根の下で共同生活を送る啓心寮は、本学の伝統でありその教育的意義は大きいと考えています。しかしながら、8月末までにCOVID-19が終息するかどうかは予断を許さず、むしろその流行の遷延が予測されていることから、啓心寮の入寮に関して多くの学内関係者とともに熟慮を重ねてまいりました。結果、8月末に医学部135名、スポーツ健康科学部419名、合計554名の1年生を通常の形で寮に受け入れることは、学生の皆さんの安全管理上、予測不能な大きなリスクを抱えることになるとの判断に至りました。以下に、啓心寮さらには後期の授業に関する本学の対応をお示しします。
【医学部1年生について】
今年度はさくらキャンパスでの授業の実施を見送るとともに、啓心寮への入寮も取り止めます。授業については、9月前半の集中授業PBL(Problem Based Learning)はオンライン授業となりますが、9月16日(水)より本郷・お茶の水キャンパスにおいて対面授業を開始とし、一部オンライン授業を併用して一般教養の後期カリキュラムを実施します。一部の学生については8月末までに都内に住居を定めなくてはなりませんが、大学としても必要があれば手助けをしますので、その場合には医学部事務室にお申し出下さい。

【スポーツ健康科学部1年生について】
さくらキャンパスにおいて9月より対面授業を開始します(一部オンライン授業を含む)。啓心寮は、いわゆる「3密」を避けるため、通常の1室2名ではなく、1室1名での運用とします。学生の皆さん、保護者の皆様に対して、啓心寮における感染対策の内容や今後の新しい生活様式に準じた寮生活の基本方針を示し、その上で入寮を希望する学生に入寮してもらうことにします。ただし1名1室での運用となるため、希望者全員が入寮できない可能性があります。入寮者については入寮前の健康状態の報告を義務化し、必要に応じてCOVID-19に対するPCR検査等の実施を検討します。詳細については、入寮に関する意向確認を含め後日さくらキャンパスから連絡いたします。
以上の判断は、文部科学省や厚生労働省の通達、感染対策の専門家の意見などを踏まえてなされたものであります。例年通りに1年生を啓心寮に迎え入れることができないことは、寮における共同生活を全人教育の柱としている本学としてはまさに断腸の思いであり、学生の皆さん、保護者の皆様に多大なるご迷惑をおかけすることになりますが、大学にとっても苦渋の判断であることをご理解いただきたくお願い申し上げます。尚、疑問や質問がある場合には、遠慮なく医学部及びスポーツ健康科学部事務室にお問い合わせ下さい。

学        長 新井 一
医  学  部  長 服部信孝
スポーツ健康科学部長 吉村雅文