Ⅰ.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること。1.教員の養成の目標〔大学全体の教員養成に対する理念〕
順天堂大学における教員養成の礎は、本学が医学塾を前身とすることにある。明治草創期、順天堂
で研鑽した門人が、今日の医学医療へ繋がる先駆者として活躍したこともあり、順天堂には人材を養
成する素地が開学以来あると言える。本学では、開学当初から培われてきた学是「仁」、理念「不断前
進」、学風「三無主義」に基づき、国際性と社会貢献への使命感を身につけたグローバル市民を育成す
るとともに、健康総合大学の特色を生かし、教職課程カリキュラムにより、専門的知識・技能を獲得
し、思考力・判断力・表現力を育成し、学びに向かう力・人間性の涵養を図り、これらを基盤とした
実践的指導力を持った教員を養成することを目指している。
〔国際教養学部における教員養成の目標等〕国際教養学部では、本学の教員養成の理念に基づき、持続可能な未来の創造に寄与できる「グロー
バル市民性」を涵養し、次のような教師の育成を目指している。
A)グローバル市民として必要な国際的な教養に加え、文化を超えて活躍できるグローバル社会能力、
異文化コミュニケーション能力、グローバルヘルスサービス能力を備え、地球的視野に立って行動す
る教師の育成を目指す。
B)英語でのコミュニケーションを通して、多文化多言語共生社会の構築に貢献できる実践的指導能
力を備えた教師の育成を目指す。
C)教師として必要な使命感や責任感、教育的愛情等の育成を目指す。
2.目標を達成するための計画目標を達成するための計画として、各学年次・次期に、以下のような指標を設定し、履修カルテを
用いて、教職課程の授業科目の履修や教職課程外での様々な活動を通じて、学生が身に付けた資質能
力が、教員として最小限必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて確認する。
Ⅱ.教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること。1.順天堂大学では、学長のもと全学的な立場で教員養成を運営・推進する教職課程センターを設置している。また、国際教養学部では、教授会のもとに「教職に関する科目」の担当者で構成される教
職課程委員会(7人)を設け、教職課程研究室(教員3名、事務員1名)で業務を行っている。全学的な
教職課程センターとの連携協力のもと、国際教養学部の教員養成の特色を生かして教職課程を運営し
ている。
2.各教員の学位及び業績教授
准教授
講師
進路状況(教員への就職状況など)卒業年度 | 教職課程履修者 (所要資格取得者) | 教員就職者 | 大学院等進学者 |
2018年度卒業生 | 8名 | 0名 | 4名 |
2019年度卒業生 | 13名 | 2名 ※1 | 0名 |
2020年度卒業生 | 19名 | 5名 ※2 | 2名 |
※1(正規採用:東京都中学校、長野県高等学校)
※2(正規採用:東京都中学校、千葉県中学校、千葉県高等学校、埼玉県高等学校)