当センターのご案内

研究開発方針

大規模臨床基盤の活用

附属6病院の倫理審査体制を一元化いたしました

臨床研究・治験センターでは、附属6病院を含めた多施設共同臨床研究・治験の倫理審査手続を迅速化するため、中央事務局を中心として倫理審査業務の一元化を行い、新たに「医学系研究等倫理委員会」が発足いたしました。また、現在附属6病院の持つ臨床データの統合を進めております。これらの取り組みを通じ、附属6病院合計で3,443床(2020年5月15日現在)、1日1万人以上の外来患者、国内有数の規模の希少疾患・難病の患者数を持つなどの特色を有する順天堂の大規模臨床基盤を最大限活用できる環境を整備し、研究開発に参加いただける研究対象者の確保、研究期間の短縮、開発コストの削減に貢献します。

臨床現場と一体となった研究開発プロジェクトの推進

臨床研究・治験センターでは、順天堂大学のみならず、他研究機関、企業のシーズを広く受け入れ、研究開発を推進しております。持ち込まれたシーズについては、臨床研究・治験センターにて臨床現場への橋渡しを行い、研究開発プロジェクトの立ち上げを支援します。また、臨床研究・治験の実施に向け、戦略策定、各種文書(学内向け、学外向け)作成、学内手続き業務をシームレスに支援することで、プロジェクト期間の短縮、研究品質の向上に貢献します。

グローバル化の推進

アジアで存在感のある研究開発拠点へ

臨床研究・治験センターでは、順天堂大学附属病院での臨床研究や医師主導治験を希望される海外の研究者、企業の皆様の支援も行っています。日本のレギュラトリーに精通したエキスパートが、ご要望を伺いながら、日本での開発戦略立案、資金調達、医師主導治験の実施まで一気通貫でのご支援することが可能です。

 

今後は、アジア等海外の大学病院附属のAROと連携して国際共同臨床研究・治験を行える体制を整備し、新医療技術の早期承認獲得にアカデミアの立場から貢献して参ります。