医術開業前期試験及第の証【1893】

1874(明治7)年 「医制」が公布され、1876(明治9)年より各県で「医師の開業試験」が実施、1849(明治12)年より全国統一の試験が実施された。 「医師の開業試験」が、1884(明治17)年より「医術開業試験」となる。「医術開業試験規則」によると、試験は年2回、試験科目は、前期が物理学、化学、解剖学、生理学。後期は外科学、内科学、薬物学、眼科学、産科学、臨床実験。受験資格は1年半以上の「修学」履歴が必要で、年齢制限は無かった。また、後期試験は、前期試験合格後6ヶ月以上を経た者とされていた。