エルウィン・フォン・ベルツ【1849~1913】

東京大学医学部のドイツ人教師。 1876(明治9)年、ライプチッヒ大学講師の時、日本政府と東京医学校の教師になることを契約して来日。最初、生理学と薬理学を担当し、翌年発足した東京大学では1902(明治35)年の退官まで内科学を教えた。日本の医学、人類学の成立、発展に大いに貢献した。来日する前から帰国後までの記事が出ている『ベルツの日記』は明治時代の医学事情を知る上で欠かせない文献である。