「ヒポクラテス像」(複製)【1831】
古代ギリシャのヒポクラテスは西洋医学の父といわれる。江戸時代、医家の守護神として漢方は神農を祀っていたが、西洋医学を学ぶ蘭方医はヒポクラテス像を守り神として祀った。ヒポクラテスとその周辺の人たちの文書を集めた『ヒポクラテス全集』は西洋医学の原点である。この中の医の倫理を述べた「誓い」が、現代の医学界においても、ひろく伝承され、医学の父として尊敬されている。