小金井良精【1859~1944】

解剖学者、人類学者。1880(明治13)年東京医学校(現 東京大学医学部)を首席で卒業。文部省留学生に選ばれてドイツに留学。解剖学、組織学を学び、1885(明治18)年に帰国。母校で日本人最初の解剖学教授となる。ベルツに学んで、アイヌ研究などに人類学的業績を残し、日本の人類学研究、解剖学の基礎を築いた。妻の妹喜美子(1870-1956)は森鴎外の妹。