長井長義【1845~1929】
近代薬学の先駆者。1871(明治4)年に文部省留学生としてベルリンに留学。ベルリン大学医学部卒業。日本人最初のPh.D.を得て1884(明治17)年に帰国。東京帝国大学教授になり、大日本製薬会社の技師長を兼任。麻黄からエフェドリン抽出に成功するなど多くの発見がある。日本薬学会・日本薬学会初代会頭、日本化学会の初代会長。女子の科学教育に貢献した。