お玉ケ池「種痘諭文」【1861】

江戸では、1861(文久元)年になって初めてお玉ヶ池種痘所(東京大学医学部のはじまり)が設けられ、種痘を受けることを勧めた。その告知文。お玉ケ池種痘所は1858(安政5)年に蘭学者の有志が集まって作った種痘所で、1860(万延元)年に幕府の直轄となり、江戸の種痘所として発展した。その後、お玉が池種痘所は西洋医学所となり、東大医学部へと続いた。