『和蘭内景 医範提綱(わらんないけいいはんていこう)』付図1巻(複製)

『医範提綱』の付図として出版された日本最初の銅版解剖図。宇田川玄真は、蘭書解剖図の精密さに感心し、『醫範提綱』の附図に銅版画を用いることを考え、松平定信の御絵師 亜欧堂田善に依頼した。 田善は、玄真から提示された蘭書を模写し銅版画を作成した。田善の細かく巧みな表現を施した銅板画は多くの蘭学者を満足させ、『醫範提綱』が広く普及する一因となった。