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【座談会企画】在学生が語る「“教職の順大”はここがスゴイ!」

スポーツ健康科学部には、将来教師を目指す多くの学生が学んでいます。その学びの環境の充実ぶりは“教職の順大”と呼ばれています。今回は、教師という夢に向かって努力を続ける3人の在学生が、順大で得られる経験やサポートについて語ってくれました。
※本記事は2025年6月のオープンキャンパスで行った「座談会企画」をもとに再構成したものです。記事の内容は座談会実施時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
座談会メンバープロフィール
(やまざき はるか)
ー教師になろうと思ったのは?
尾高:まずはじめに、なぜ教師になろうと思ったのかをお聞かせください。
森:教師を目指すきっかけは、中学時代の恩師との出会いです。部活動の顧問をしてくださっていた先生で、生徒の小さな変化にも気付いてくださるとても素敵な先生でした。その先生がおっしゃっていた「一生懸命は人の心を動かす」という言葉は、今も忘れられません。一生懸命取り組めば誰かが見ていてくれる──そんな努力の大切さを教えてくださり、とても心に響きました。その恩師のように、人に影響を与えられることが教師の大きな魅力だと思います。
山﨑:私は、小学生の頃から学校が大好きで、「学校で働けたら幸せだろうな」と漠然と思っていました。その想いが具体的な目標に変わったのは、私も中学時代の恩師との出会いがきっかけです。所属していた女子サッカー部の顧問の先生が、常に生徒のことを第一に考えてくださっている姿を間近で見て、「自分も同じように生徒に関わることができる教師になりたい」と思い、教員を目指すようになりました。
森さん、山﨑さん
加瀬:僕は、子どもと一緒に成長して学び続けられる仕事に魅力を感じたからです。授業や学校生活の中で子どもが分からないことに出会った時、教師が教えることで子どもが成長するのはもちろん、教師自身も「どのように教えたら子どもの成長につながるか」を学ぶことができます。子どものやる気を引き出し、安心感を与え、丁寧な言葉掛けで成長を促す教師になりたいと思っています。
尾高:スポーツ健康科学部では、中学校と高校の保健体育、特別支援学校、小学校(玉川大学通信課程での履修が必要)の4種類の教員免許を取得することができます。みなさん目指す教員免許が違いますが、なぜその免許を選んだのかを教えてください。
森:私が中学校教員を目指しているのは、自分自身が一番成長を感じたのが中学時代だったからです。中学生は心も体も大きく成長する時期で、その中で教師の影響はとても大きいと感じています。だからこそ、やりがいがあると思っています。
山﨑:大学で特別支援学校の子どもや先生と関わる機会がありました。そこで、たとえ小さなことでも、できなかったことができるようになると「すごいね!」とみんなで喜ぶ姿がとても素敵だと感じました。子どもを守ろう、応援しようという雰囲気に惹かれたことが、特別支援学校の教員に決めた理由です。
加瀬:私は小学校の教員を目指しています。小学校の教員は、1日を通してさまざまな教科を教えながらクラスの子どもたちと関わり、学習面も生活面も支援できます。様々な教科を教えることで、児童一人ひとりの得意、苦手を把握でき、より児童に寄り添った教育ができると思うからです。今、順天堂大学の先生方が児童期に体を動かすことの大切さを伝えていますが、私も小学校の発達段階において運動習慣づくりを実践したいと思っています。
尾高:ありがとうございます。教師に対して、みなさんがどんな想いを持っているかが伝わってきました。
尾高先生、加瀬さん
ー順大での○○が教職につながっている!
尾高:それでは次に、順天堂大学での経験の中で、どんなことが教職の学びにつながっていると思いますか。
森:私はゼミナール活動がつながっていると感じています。学外の小中学校、高校、特別支援学校に出向き、実際に子どもたちにパラスポーツなどを教える経験を重ねていることが、将来役立つと思います。
尾高:大学の外に出て子どもたちに教える経験は、森さん自身のモチベーションアップにもなりそうですね。
森:そうですね。子どもたちと関わる楽しさを感じたり、子どもたちの笑顔を見たりすることが、私のやる気にもつながっています。
尾高:では、山﨑さんはいかがですか。
山﨑:順大のさまざまな授業の中でも、特に実技の授業です。設備の整った環境で、オリンピアンや第一線で活躍されてきた凄腕の先生方に教えていただくことができます。自分の技能の向上はもちろん、コーチングスキルも高まり、教職につながる実践力を身に付けられたと感じています。教育実習の前には、現役で教師として働いているOBOGの先生方に模擬授業を見ていただく授業もあり、実践的に学ぶ機会があるのも順大ならではの魅力です。
尾高:加瀬さんはどうですか?
加瀬:順天堂大学教員採用試験勉強会、通称「JKB」が教職の学びにつながっていると思います。
尾高:具体的にJKBのどんなところが加瀬さんの学びに役立っていますか。
加瀬:近年の教育に関する時事問題や、各自治体独自の教育施策や取り組みをまとめたオリジナルの問題集を配布してもらえるところ、同じ教員を目指す仲間と情報を共有したり教え合ったりできるところです。
尾高:なるほど、ありがとうございます。大学で教職につながるさまざまな学びや経験ができていることがよく分かりました。
ー教職と課外活動の両立は大変?
尾高:みなさんそれぞれ部活動やサークルなど、課外活動にも取り組んでいますが、教職の勉強と両立で苦労したり、両立のために工夫していることはありますか?
森:大学のフットサル同好会で週3回練習していますが、体を動かすことでリフレッシュでき、勉強との良いバランスが取れています。3年生でキャプテンになった時は、教員採用試験の3年生選考と重なり少し大変でしたが、練習の時間は練習、勉強の時間は勉強と切り替えることを心掛けていました。その時やらなければならないことを明確にすることでコントロールできていたと思います。
山﨑:私は、他の学生より1年長く、2年生まで啓心寮で生活していました。寮生活の中では思いがけないアクシデントやトラブル等もありましたが、こうしたことも経験の一つとなり、多様な価値観に触れることで得られる学びも多く、教師になってからも役立つ大切な力を養えたと感じています。また、1、2年生の頃は必修授業が多く、課題やレポートもたくさんありましたが、部屋の壁に“やることリスト”を書き込むボードを作り、優先順位をはっきりさせるよう工夫していました。
加瀬:1年生の頃から陸上競技部の学生スタッフとして選手をサポートしています。週6日、朝と授業後に練習がありますが、朝練は6時15分集合なので、体調管理のためにも夜は10時には寝たいんです。日々忙しく、自分のために使える時間が限られる中ではありますが、工夫してスキマ時間を有効に使うことを意識し、空きコマは寮に戻ったり、図書室を利用して学習時間にあてていました。
尾高:みなさんメリハリを付けてしっかり取り組んでいて、素晴らしいですね。
ー採用試験対策はコレ!
尾高:実際に教師として働くには、公立学校の場合、各自治体の教員採用試験に合格しなければなりません。みなさんは今まさに採用試験を控えているところですが、自分なりの試験対策ポイントを教えてください。では加瀬さんからお願いします。
加瀬:まず1つ目は、過去問を解くことです。採用試験では、教育に関する法律などが出題される「教職教養」と、小学校で教える教科に関する「専門教養」の過去問を特にしっかり解いておくことが大切です。2つ目は、コミュニケーションを大切にすることです。採用試験には集団討論と面接、模擬授業があるので、JKBはもちろん、ゼミや部活動、友人との交流など、さまざまな場面で周囲とのコミュニケーションを意識して言葉遣いなどのトークスキルの向上を図っています。
尾高:そのコミュニケーション力やトークスキルが、この座談会でも発揮されていますね。では山﨑さんと森さんはいかがですか。
山﨑:私は、一緒に勉強する仲間を作ることが大切だと感じています。仲の良い友達も教師を目指しているので、学食やラーニングコモンズでいつも一緒に勉強しています。一緒にと言っても、勉強している内容はそれぞれ異なります。ただ、「目の前に座っている友達が帰るまでは私も絶対に帰らない」という気持ちで、お互い支え合いながら勉強をしてきました。ボランティア活動も試験対策の大切なポイントかもしれません。やはり子どもと直接関わり、子どもの成長や笑顔に触れ、子どもってかわいいなと感じることが一番のモチベーションアップになっていると思います。
森:加瀬さんと同じく筆記試験に関することになりますが、一つの問題集を完璧に解けるようにすることが大事だと考えています。今は教職教養と専門教養である保健体育の問題集を繰り返し解いています。それから、学習指導要領の暗記にも取り組んでいます。
尾高:先ほどの加瀬さんの話にも出てきましたが、教職教養にはどんな内容が含まれるのか教えてください。
森:教育に関する法律、教育心理や発達、教育の歴史などが含まれます。
尾高:学校の先生としての基礎的な知識が問われる試験、ということですね。


ーこんな先生になりたい!
尾高:教員免許を取得して採用試験に合格すれば、来年の春には教師として教壇に立つことになります。最後に「こんな先生になりたい!」という意気込みや想いをぜひ聞かせてください。
加瀬:目の前の小さな一歩を未来につなげられる先生になりたいです。授業、給食、掃除の時間など、さまざまな場面で子どもを丁寧に観察し、小さな変化に気付き、声をかけてあげることで、学びや成長をサポートしたいと思っています。笑顔がたくさん見られるクラスにしたいですね。
山﨑:私は、子どもたちが「この先生といれば安心して挑戦できる」と思ってもらえるような教師になりたいです。特別支援学校の子どもたちは、通常学級の子どもよりも「できない」と感じることが多いかもしれないのですが、そんな時も「ゆっくりでいいんだよ」「失敗してもいいんだよ」と寄り添う気持ちを忘れず、安心感を与えられる教師でありたいです。
尾高:山﨑さんの朗らかさと笑顔は、きっと子どもたちに安心感を与えると思いますよ。では最後に森さんはどんな先生になりたいですか。
森:子どもたちの“自分らしさ”を尊重できる先生になりたいと考えています。日々のコミュニケーションを大切にしながら子どもたちのことを理解し、適切なタイミングや場面で支えたり背中を押したりすることができる教師を目指しています。
尾高:みなさんありがとうございました。3人とも、教師として子どもたちに指導や支援をする基礎を、この4年間でしっかりと身に付けていますね。理想とする教師像に向かって、頑張ってください!
教員採用試験対策
教員採用試験勉強会「JKB」
座談会の前半には進路相談室の折目宇和 客員教授より教員採用試験の実績の報告と教員採用試験勉強会「JKB」の説明がありました。
JKBとは教員を目指す学生の多くが授業時間外に実施する、教員採用試験のための勉強会です。参加学生は互いに高めあって力をつけています。
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