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神経学講座

神経学講座(脳神経内科)の紹介

 順天堂大学神経学講座は1968年(昭和43年)に創設され、日本でも屈指の歴史をもった講座です。2006年(平成18年)7月に三代目の服部信孝教授が就任されて現在に至ります。
 脳神経内科では、意識、認知・高次脳機能、運動系、感覚系、自律神経系をつかさどる器官、すなわち、脳・脊髄などの中枢から、末梢神経、神経筋接合部、筋肉や感覚器にいたる範囲の病気を対象としています。疾患の例をあげると、脳卒中(脳出血・脳梗塞)や、変性疾患であるパーキンソン病、アルツハイマー病、前頭側頭葉変性症、皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺、自己免疫性疾患である多発性硬化症、Guillain-Barre症候群、CIDP、重症筋無力症、炎症性疾患としての髄膜炎、筋疾患である多発筋炎、皮膚筋炎、筋ジストロフィー等が対象になります。当科へ 通院されている外来患者数は年間延べ数約六万二千人、入院患者数は年間約千名です。分院も含めると日本でも最大規模の講座になります。

毎年100歳以上の老人が三万人以上になり総人口も低下しはじめた高齢化社会日本では、認知や高次機能の異常をもった脳梗塞やパーキンソン病、アルツハイ マー病等の疾患が年々増加し、神経内科専門医の必要性がさらに増大しています。 最近の神経内科学における目覚ましい点は、遺伝子診断技術・微量蛋白質解析の発達がそのまま診断や治療の一助になっていることです。当科では1998年にパーキンソン病の原因遺伝子の一つである“パーキン”を世界に先駆けて発見しました。該当論文も含めたCitation indexもパーキンソン病関係では研究室としては世界第7位であります。現在、家族性パーキンソン病からの知見をもとに孤発性パーキンソン病のさらなる遺伝子解析を進めております。またアルツハイマー病ワクチン治療を臨床で行うために寄附講座を開設いたしました。パーキンソン病に対しての治療を生理的面からカバーすべく脳深部刺激法(DBS)も開始しています。その他神経免疫、神経病理、 筋・末梢神経疾患など神経内科医が見ることの多い全ての疾患群に対して、臨床・教育・研究推進できる環境づくりに力を入れています。更に地のついた医療の実践のために大学発の在宅医療も踏み出しました。初診で見た患者さんを最後まで面倒を見るという都会では今まで困難とされてきたことに取り組んで行くことは、新しい入局員の育成、医学生の教育にも役立つと考えます。

履修要領

系統講義
  系統的な講義は4年生より始まります。脳神経外科、精神科、病理、放射線科が、脳神経系として一つのグループになり、約1ヶ月間講義が行われます。神経学の講義は末梢から中枢の器官の順で学んで行きます。つまり筋疾患、末梢神経疾患から始まり、順次中枢神経疾患へと進みながら、神経解剖・生理学を復習しつつ神経学を学習して行きます。
臨床実習
 臨床実習は4年生時にコア実習と呼ばれるカリキュラムに沿って3週間行います。臨床実習の目標はできるだけ多くの神経疾患の症例に接し、基本的な診断能力(知識・ 技能・接遇)を習得することにあります。具体的には、問診により患者さんの訴えを正確に聞き出し、神経学的診察から陽性所見を正確に把握します。次いで、鑑別診断を行い、確定診断のために 必要な補助検査を選び、総合的に診断し治療法を検討していく一連の考え方を学びます。まさに実践的な臨床神経学を履修していきます。
 臨床実習の間、学生は担当医と1対1で過ごし、実習期間中病棟で行動を共にするいわゆるクリニカル・クラークシップを採用しています。担当医の指導の下に、学生は新入院の患者さんを、翌日のモーニングカンファレンスでプレゼンテーションします。その他の担当している患者さんについても、現在の状態や今後の方針 を把握し、総回診で、症状・経過報告を行います。このような課程を経て、神経学的なものの見方や考えかたを習得していきます。