JUNTENDO News&Events ニュース＆イベント

在日デンマーク大使館と順天堂保健医療学部は、本学革新的医療技術開発研究センター オープンイノベーションプログラムGAUDIの協力のもと「Smart Houses Technologies and Telehealth」-the future of medical care-というテーマで、Zoomウェビナーを開催しました。（2021年1月21日）

ウェビナーでは、IoT技術を使ったエコロジーな未来の住宅「スマートハウス」に関する話題を、医療の切り口から取り上げました。日本とデンマークから5名の演者が登壇し、デンマークからは遠隔モニタリング機能を搭載したTシャツや、モニタリングとリアルタイムフィードバックを可能にするAI技術が紹介されました。日本からは、長野県伊那市で現在進行中のIoTを実装した訪問医療システム、大和ハウスが20年以上にわたって開発してきた暮らしに役立つテクノロジー、訪問診療と遠隔モニタリングで患者さんを支えるゆみのハートクリニックの取り組みが紹介されました。

パネルディスカッションでは、セキュリティやプライバシーに関する問題を掘り下げると共に、モニタリングデバイスに頼りすぎず、患者さんの顔を見ることの重要性が確認されました。利用する人のニーズをしっかりと汲み取り、健康で居心地の良い暮らしを支える技術開発に、今後も取り組んでいきます。