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2016.07.27 (WED)

  • スポーツ健康科学部
  • スポーツ健康科学研究科

第69回啓心寮寮祭‼

第69回寮祭 伝統は絶えることなく

さくら会運営委員 椎野恭司
32年前、習志野キャンパスで経験した「寮祭」と、どのように変わったのか興味もあり、3日目だけではありましたが、見学してきました。明け方までの降雨のため、予定がやや変更にはなったものの、さくらキャンパスで歴代受け継がれている「てるてる坊主」の効果もあったようで、メインイベントの「裸まつり」は大変な盛り上がりを見せておりました。
ついに今年は北寮の連覇を南寮が阻止し、盛り上がった表彰式の後、結団式では、総寮監神原先生みずから水をかぶり全員の士気を高め、いよいよメインイベントへ。会場の酒々井町中央台公園まで、学生たちは、バスで移動。私は、時間があったので、街の様子を見るためにも会場まで歩いてみました。「歓迎 順大裸まつり」の幟、水鉄砲を抱えた子供たち、玄関先でホースを準備する住民など、町全体が盛り上がっていました。男は上半身裸に白の短パン、女子は寮Tシャツ姿となり、全身にマジックでメッセージを書き込んで準備万端です。「冨里ひづめ太鼓」の迫力あるパフォーマンスのあと、共催である酒々井町長をはじめ、一番盛り上がった「酒々井ふるさと大使」の美女仲村さんなどのご挨拶があるなど、習志野のころより、地元の方々との距離が近くなったと感じました。このあと、外でスタンバイされた冨里ひづめ太鼓に、送り出され、全寮生たちは、各寮の幟をかかげながら街中を行進します。事故のないよう、警察の方々にご協力をいただき、室長さんたちにも守られながら、全身に水をかけられ、大盛り上がり。曇り空のために、水をかけられた寮生たちは、ブルブル震えながらも、そこは持ち前の元気と気合で進んでいきます。たまに気を利かせてお湯をかけてくださる住民の方がいると、そこには寮生たちが群がります。
途中、スーパー2か所に立ち寄り、差し入れをいただいた後、全員で輪になると、恒例の順大校歌が始まります。実は私たちが先輩から教わった順大校歌が、本来のメロディーと少し違っていることに、卒業してしばらくしてから、私は気付きましたが、いまの順大生は正しく教わっているのか少し不安がよぎります。
約1時間半の行進が無事終了し、記念撮影と閉会式が行われました。
入学から2カ月も経たない期間でのこのイベントは、ただ単に楽しむだけではなく、仲間と打ち解けるための大切な機会であることにあとから気づくことでしょう。この寮生の中から、来年度の室長が生まれ、後輩の寮生たちに伝統が引き継がれていくことが期待されます。ただ、今年も学生たちがこの喜びを味わい、さらに今後も大切なイベントを継続していくことができるのは、酒々井町の方々、大学の先生方や職員の方々のご支援があることを忘れてはいけません。先輩として、親として、これからもできる限りの支援はしていこうと決意した次第でした。

2016寮祭椎野1

    北寮の連覇を阻止した南寮

2016寮祭椎野2

  水をかけられ、うれしいやら寒いやら

2016寮祭椎野3

     寮ごとに記念撮影

2016寮祭椎野4

    ひづめ太鼓に見送られスタート
寮生活最大のイベント「寮祭」を訪れて~
さくら会運営委員 五百住 博
6月3日~5日、「第69回 順天堂大学 啓心寮 寮祭」がさくらキャンパスで開催されました。2日半に渡り開催される寮祭は、寮生活の中でも最大のイベントだと聞き、是非とも見学したいと思い、さくらキャンパス内でメインインベントが開催される6月4日に同キャンパスを訪れました。
当日は受験生のためのオープンキャンパスも開催されていたため、将来の順大生を夢見る高校生と保護者の方々も多く参加されており、昨年の夏、息子とオープンキャンパスに参加し、順天堂大学の施設の素晴らしさや在校生のお話に感動したことを思い出しました。
寮祭は、一般には非公開で行われる笑運動会、DISCO、ファイヤーストーム(打ち上げ花火あり)などのイベントと、一般公開されるさくらキャンパス内でのメインイベント、それに最終日に酒々井の町を練り歩く「裸まつり」等が催されます。またキャンパス内には学生による模擬店も開かれます。個人的には、スポーツ系大学で行われる運動会を是非見学したいと思いましたが、残念ながら非公開とのこと。興味のある方は是非、お子様に様子を聞いてください。面白いそうです(笑)
メインイベントは、各種コンテスト、順大ジャンボ宝くじ、北・南・東の各寮対抗で行われるクイズや歌、早食い選手権など非常に盛り沢山な内容で、寮生だけでなく観客の皆さんも大いに盛り上がっていました。前日に息子から送られてきたLINEの写真に、髪の毛を脱色(金髪に)した姿が写っていたのには驚きましたが、寮祭を訪れてみると、各寮の団長は俗に「団長カット」と呼ばれる破天荒な髪型をしており、これも「自由に振る舞う」ことを是とする寮祭の伝統なのだなと感じた次第です。
これだけのイベントを企画・準備して実行するには相当の時間と労力が必要であったことは想像に難くありません。入学して新しく出逢った仲間たちと、最初は戸惑いながらも先輩たちの指導を仰ぎ、限られた時間の中で仲間と協力してこれだけのすばらしい寮祭を創り上げたことは、きっと彼らの一生の思い出になるでしょう。また、先にも述べました「自由に振舞って然も他人に迷惑を及ぼさぬ行動ができるようになる」という啓心寮の目標を、寮生はこの伝統ある寮祭を通じて、強く自覚することが出来たのではないかと考えます。
今年の寮祭のスローガンである「栄姿祭奏~煌めけ!今こそお前が主人公~」には、「寮生が栄えていく姿を祭で奏でよう。」という意味が込められているとのことです。一部ではありますが、学生たちが活き活きと楽しそうに活動する寮祭を見て、このスローガンは充分叶えられたなと強く感じました。また、この寮祭で学生たちは、ルームメートや同じ学部・サークルの仲間以外の学生とも友情を育み、絆を深めることが出来たでしょう。
この寮祭を見学し、他大学には無い「全寮制」という順大の特長は、とても有意義なものであると、あらためて感じました。学生たちそれぞれが目指す目標は違いますが、自分たちの夢の実現に向けて、今後も充実した学生生活を送って欲しいと思います。最後に、1年生のために、温かく、時には厳しく指導していただいた先輩方、教職員の皆さま、寮監はじめ学寮課員の皆さまには本当に感謝いたします。ありがとうございました。

2016裸まつり

2016寮祭メイン1

2016寮祭メイン2

2016寮祭メイン3