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2015.07.22 (WED)

  • スポーツ健康科学部
  • スポーツ健康科学研究科

第68回啓心寮寮祭‼

2015裸まつり

 パワー・創造力・可能性を感じた寮祭
                         さくら会運営委員  鈴田 信

6月5日~7日の3日間、「第68回順天堂大学啓心寮寮祭」がさくらキャンパスにて催されました。
初日(非公開)は、雨に見舞われましたが、バスケットボール館にて開会式に続き笑運動会が行われました。2日目からは“てるてる坊主”の願いが叶い天候に恵まれ、2日目はメインイベント、3日目は裸まつりが催されました。
 2日目は、田園風景に囲まれたキャンパスの中、室内プール、色鮮やかなトラック、サッカー場など恵まれたスポーツ施設を歩いて行くと見えてくる“泰然の庭”でメインイベントが催されました。コンテスト、パフォーマンス、順大ジャンボ宝くじ、歌うま選手権など寮対抗(東寮、南寮、北寮)で行われ、寮生だけでなくオープンキャンパスに訪れた方々、高校生も楽しまれていたと思います。今日の日を迎えるに当たっては2年生のアドバイスのもとで新入生が主体で日々遅くまで祭りに備え、仲間や先輩とのぶつかり合いや葛藤の末できあがったものと思われます。特にダンスパフォーマンスにおいては、入学から約2カ月間とは思えない成果に、パワー・創造力・可能性を感じました。体を動かすことをこの上なく大好きで、達成感を知っている学生たちであるからこそ、ここまでできるのであろうと。
 3日目最終日は、キャンパスからJR酒々井駅周辺に場所を移し、「裸祭り」が催されました。まずは、駅近くの公園において、地域の方々による富里ひづめ太鼓、子供たちを中心としたロックソーラン節が披露され、お祭りの開始です。男子学生は上半身裸となり、団長を酒樽の上に乗せて担ぎ、JR酒々井駅周辺の住宅街を「裸まつり」と書かれたのぼりや看板のなかを勇壮と練り歩きました。女子学生も子供たちからの水を浴びながら後に続きました。酒々井における開催も今年で18回目を迎え、地域の住民のかたも大変お祭りを楽しみされているようで、神輿の練り歩くルートに早くからバケツや水鉄砲の準備をしていただき、沿道から練り歩く学生たちに水や多くの声援を浴びせていただきました。寮祭も最終日となり学生たちは疲れや水を浴びた寒さに耐えながら最後までやりぬく姿は、よりたくましさを感じさせてくれました。耐えているように見えただけで、学生たちは実はへっちゃらだったのかも・・・・・。

寮祭を通じ、“溢れるパワー”、“多彩な創造力”、“限りない可能性”を感じるとともに、寮祭の企画、実行を通じた仲間との一体感の醸成、地域との交流を通じた社会への第一歩など、寮祭の意義を感じ帰路につきました。
私の息子が、昨年、順大のオープンキャンパスに行き、順大に絶対入りたいと言っていた魅力の一端を感じ、入れてよかったと。
最後に、入学前から寮祭だけでなく、さまざま備えていただいた寮長はじめ三役や室長の皆さん、後方より支えていただいた教職員の方々、こういった伝統を築き、引き継いで来ていただいた先輩方に感謝するとともに、未熟な学生たちを温かく迎えていただいた地域の方々にも感謝いたします。寮生たちは、今回の活動をきっかけにさらに成長し、目標や夢の達成に向けて大きく前進していってくれることと思います。
スローガン 「勇逢舞心」-曝け出せ!一瞬に架けるキミの想い
“ひとつひとつの出逢いを大切にし、心から繋がり勇ましく舞踊ってほしい、そして架けるには晴天の下で寮生の笑顔によって大きなひとつの虹を架けてほしい”
スローガンに込められた思いが達成されたことと思います。本当にありがとうございました。

2015寮祭1

2015寮祭3

「勇逢舞心」~出会いに感謝
               さくら会運営委員 富塚美佳
 
「グランドプリンスホテル新高輪“飛天の間”」東京に住んでいてもなかなか入ることのできない素晴らしい入学式から2か月が経ち、食糧とお金の用事でしか連絡のない息子が暮らす「さくらキャンパスの寮祭」を訪れてみました。
さくらキャンパスは、静かで、のどかな田園風景の小高い丘にありますが、会場が近づくにつれ、にぎやかな声援と音楽の物凄い賑わいを感じました。寮祭二日目の土曜日は、オープンキャンパスもありたくさんの保護者の方、高校生を見かけました。的屋さんは長蛇の列、舞台の上では、お笑いあり、歌あり、イケメンありと見どころ満載、圧巻だったのは、女子寮生全員が参加するセクシーダンス、Tシャツコンテストという寮毎のダンスバトルです。スポーツ健康科学部と医学部の壁はどこにも感じられず、とにかく練習しなければ完成しないであろうダンスを見せて頂きました。閉会での寮幹部の挨拶で「みんなが楽しんでダンスできて良かった」という涙をみて、僅かな時間でまとめる室長さん方のご苦労を感じ、寮での毎日が、貴重な人生経験であることを確信しました。翌日は「裸まつり」、寮毎にリーダーを担ぎお神輿のように酒々井町の皆様にご挨拶する行事です。町の中は、「順天堂大学 裸祭り」というのぼりが立ち、行列の前後左右には地元警察、大学職員の皆様に支えられ、威勢よく、リーダーの掛け声にあわせて雄叫びをあげながら進みます。沿道や休憩所にはたくさんの地元の皆さんが、バケツの水を溜めて待っていてくれます。チビッ子達は、町中の水鉄砲を持って、まるで戦隊ごっこの様に、寮生達に挑んできます。6月にしては天候に恵まれた日ではありましたが、男子は、短パンに裸、女子はTシャツ姿に、水…水…水、暖を取りたくても、水鉄砲は容赦なく彼等を攻め続けていました。
 順天堂大学の一年生は、スポー健康科学部と医学部の同居という一見考えられない生活で始まります。順天堂の医学部と言えば、臨床では日本一と言っても過言でないほどの実力派。オリンピックでも名を馳せるスポ健との1年間は、今までにない、友との出会いの場であるのではないのでしょうか。様々な努力の結果この順天堂大学での共同生活に辿り着いた仲間が、時には譲りあい、時にはぶつかり合い、個々を認め尊敬し合える仲間になり、いずれは生涯の友となる。勇逢が舞う事で一つの心になると言うこの3日間は、まさに出会いの尊さに感謝するお祭りとなったのではないか思います。地域の皆様には、親元を離れた息子や娘を本当に温かい目で見守って頂き、美味しいものを食べさせてくれたり、順大生割引があったりと4年間たくさんお世話になります。立派なアスリート、立派な先生や社会人に成長することでご恩返しが出来るよう、文武両道、順大生としての誇りを胸に大学時代を大切に過ごしてほしいと思います。まだまだ始まったばかりの大学生活、室長さんを始めとする寮生の携わる全ての皆様に感謝すると共に、学生達の明るい未来を願ってやみません。ありがとうございました。