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2022.11.29 (TUE)

  • スポーツ健康科学部

国立特別支援教育研究所にてシッティングバレーボール体験会を実施!

体験会の様子TOP

2022年11月5日(土)に、国立特別支援教育研究所公開のプログラムの一環として、尾高邦生准教授ゼミナールを中心に、シッティングバレーボール体験会を運営しました。
シッティングバレーボールとは、座って(臀部を床につけたままで)行うバレーボールです。
体験会では、まず、ボールを持たずに、座って前後左右の移動を体験したり、お互いが座ったままでオニごっこを行いました。その後のパス練習では、風船、ビーチボール、ソフトバレーボールと素材を変え、自身の動きの変化を体験しました。最後には簡単なミニゲームを実施。1.05mという低いネットを挟んで、お尻で移動しながらボールを追いかけ、床ギリギリで拾って相手コートに返球します。風船を用いると、滞空時間も長いので、ラリーが続き、みんなが風船に触れることができ、シッティングバレーボールの楽しさを感じてもらうことができました。

これらの活動に尾高ゼミナールの学生が、ボールを変えたり、参加者のあいだに入ってボールをつなぐなどの工夫をし、参加者に合わせたサポートを行いました。

体験会の様子②

参加者にあわせたサポートを実施

体験会の様子①

参加者は楽しんでいる様子でした

体験会を運営した鈴木美花さん(3年)からのコメント

シッティングバレーはパラスポーツとして知られていますが、健常者も一緒に楽しむことができるという魅力があります。
今回のイベントでは、障害のある方やない方、子どもから大人まで、たくさんの方に参加していただきました。
そのため、年齢やそれぞれのレベルに合わせてイベントを進めていくことを意識しました。例えば、正規のバレーボールでは難易度が高いため、大きめのボールやビーチバレーボールを使用するなどの工夫をしました。シッティングバレーの魅力を引き出し、誰もが楽しめる内容になったと思います。
今後もパラスポーツや特別支援教育についての学びを深めていくと共に、積極的にボランティア活動に参加していきたいと思います。

体験会を運営した反町比呂人さん(3年)からのコメント

イベントを通じて、シッティングバレーの様々な楽しさを知ることができました。
観覧に来る方は老若男女問わずたくさんの世代の方で、シッティングバレーの難しさと特徴について楽しく学んでいる様子でした。また、シッティングバレーを専門としている選手は、この難しい動きを素早く、器用に行っていると考えると尊敬の念と知らない世界を少しでも知ることができたという気持ちでいっぱいになりました。
これから、パラスポーツを体験するような機会があれば、積極的に参加したいと思いました。

本体験会は、市民、教育関係者、国会議員等が来場し、多くの方により障害理解を深めていただく貴重な機会にもなりました。
本学では引き続きパラスポーツについての研究・活動を積極的に行ってまいります。

体験会の様子(ポスター掲示)

ポスター発表にも参加しました

スタッフ写真

スタッフ集合写真
~尾高邦生准教授ゼミナールの活動紹介~
多様な人々がスポーツを楽しむためには、どのような工夫が必要なのか、障害の有無にかかわらず、学校の体育の授業で子どもたちが体を動かす「楽しさ」や体育としての「学び」を支援するためにはどのような授業がよいのかについて、実技やグループワークなどを通して深めています。
※国立特別支援教育総合研究所は、国の特別支援教育のナショナルセンターとして設置され、特別支援教育に関する研究している国内唯一の機関です。