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2021.03.29 (MON)

  • 国際教養学部

【順天堂大学国際教養学部が2020年度文部科学大臣賞優秀団体賞(仏検)を受賞しました】

公益財団法人フランス語教育振興協会が主催し、文部科学省が後援する、実用フランス語技能検定試験(仏検)の2020年度文部科学大臣賞団体賞に、本学部が選出され、2021年3月23日に第3教育棟で行われた表彰式で、賞状と記念の盾が授与されました。

「文部科学大臣賞優秀団体賞」とは、その年度における出願者数とその増加率および試験結果等を勘案し、年度を通じたフランス語教育への取り組みを総合的に判断した上で、特に優秀と認められた3団体に授与されるものです。 本学部では第一言語である英語に加え、第二言語教育にも力を入れており、この度その教育に係る業績が認められ「文部科学大臣賞優秀団体賞(仏検)」という大変栄誉ある賞を受賞することができ、
 授賞式には加藤洋一学部長、ニヨンサバフランソワ副学部長、フランス語科目責任者である逸見・ヴィアートクロエ准教授およびフランス語教育担当教員が出席しました。
 また、団体賞受賞に併せ、優秀な成績で仏語検定5級に合格し、さらに4級にも合格した1年生の厚地彩伽さん、山本隆紀さん、準2級に合格した2年生の成田雄哉さんが表彰されました。以下、科目責任者、逸見・ヴィアートクロエ准教授コメント

 このような栄誉ある賞を頂き、順天堂大学国際教養学部のフランス語担当教員一同、大変嬉しく感じております。
 2015年に新設された本学部では、「仁」の精神を基本として、「豊かな教養」「卓越した外国語の運用能力」そして「グローバルな知識」を身に付け、世界を舞台に活躍できる真の国際人たる「グローバル市民」の育成を教育目標に据えています。
 言語力の総合評価をはじめ、キャリア形成に資する能力の可視化を可能にする仏検は、大学入学後初めてフランス語に触れる講義である「フランス語初級」や「フランス語中級」を履修する学生の学習意欲を刺激するとともに、励みにもなっており、日本におけるフランス語教育の礎として、とても重要な役割を果たしています。本学部のフランス語科目では学生のアセスメントとして、仏検受験を義務付けています。コロナ禍で、従来のやり方での試験の実施が難しかったり、これまで実施していたフランスとの交流プログラムが取り止めになるなど、2020年度は例年通りのイベントが開催できず、教育環境が一変しまた。臨機応変な対応が求められる厳しい情勢でしたが、それにもかかわらず熱心に頑張り、協働してきた先生方や、ベストを尽くした学生に、改めてこの場を借りて敬意を表したいと思います。コロナ禍という未曽有の状況の中で、教員、学生ともに協力し、結果として、2020年度における学生の成績は特に優れた成績率や得点となりました。
 2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響が続き、不安の収まりきらない中、人間関係や「仁」の重要さを改めて実感できた年でもありました。国内外の活動を重ねるなどHumanismeとしての言語教育に貢献し、フランス語を通じて異文化理解を深め、知的好奇心を刺激することは大切だと考えております。これからも、受賞を励みにそのための教育環境づくりに取り組んでいきたいと思います。
 最後にこのような厳しい状況下で試験を実施してくださっているAPEF(公益財団法人フランス語教育振興協会)の職員の皆様に、心より感謝申し上げます。