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2023.04.17 (MON)
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眼内内視鏡・眼内照明保持ロボット「OQrimo®」を共同開発、製品化に成功
九州大学、東京工業大学、順天堂大学、山口大学およびリバーフィールド株式会社(本社:東京、社長:只野耕太郎)が共同開発を行った眼内内視鏡・眼内照明保持ロボット「OQrimo®(オクリモ)」について製品化に成功したことをお知らせいたします。また、リバーフィールドによる独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)への一般医療機器販売届出が 2023年4月13日に受理されたことをお知らせいたします。
開発の背景
眼科手術支援ロボット開発は、2017年にAMED(日本医療研究開発機構)の「未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業」に採択され、AMED研究開発事業参加企業・研究機関をはじめとした研究機関・企業(※1)にて共同で開発、製品化を進めて参りました。また、OQrimo®の開発過程において、アドバイザー(※2)の立場として各研究機関からの助言を踏まえながら、より医療の現場に対応できる製品の開発に努めて参りました。
※1)共同開発の研究機関・企業
園田 康平 教授 (九州大学大学院医学研究院眼科学)
只野 耕太郎 准教授 (東京工業大学科学技術創成研究院未来産業技術研究所)
中尾 新太郎 教授 (順天堂大学大学院医学研究科眼科学)
木村 和博 教授 (山口大学大学院医学系研究科眼科学)
リバーフィールド株式会社
※2)アドバイザー
大路 正人 教授 (滋賀医科大学眼科学)
喜多 美穂里 診療部長・眼科科長 (京都医療センター)
井上 真 教授 (杏林大学医学部眼科学)
厚東 隆志 准教授 (杏林大学医学部眼科学)
製品の特長
「OQrimo®」は、眼科医の要望から生まれた眼科手術専用の手術支援ロボットです。眼内手術を行う際、眼内内視鏡や眼内照明は重要なツールです。現在は片手でツールを保持しながら手術を行っているため、肝心の手術操作は(ツールを保持していない)もう一方の片手のみで行っています。そこで、安全に眼内内視鏡や眼内照明を保持する手段があれば、術者は両手を使って操作を行うことができるようになります。
「OQrimo®」はジンバル構造を有し、眼内内視鏡や眼内照明(ライトガイド)を把持し、意図する位置に自在に誘導します。フットコントローラーで、あたかも術者の「第3の手」のように滑らかに動きます。また、眼内の空間把握をサポートするマッピング画面を有し、より直感的な操作を実現します。術者は両手を自由に使えるようになり、これは特に難易度の高い眼内手術において重要なアドバンテージです。
「OQrimo®(オクリモ)」名前の由来:
眼内を隈なく観察する探検者のようなロボットの特徴から、ラテン語で目を意味するoculous(オクラス)と、探検者を意味するrimor(リモール)のふたつを合わせてOQrimo®(オクリモ)としました。また、OQは両目を、特にQの部分は内視鏡で観察していることをイメージしたロゴとしました。
製品仕様
一般的名称 | 内視鏡用ホルダ |
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販売名 | 内視鏡用ホルダ OQrimo |
型式 | RF-EE55 |
区分 | クラス1(一般医療機器) 特定保守管理医療機器 |
届出番号 | 13B1X10216000003 |
販売地域 | 日本国内 |
外形寸法 | 幅517mm×奥行735mm×高さ1358mm(アーム部を除く) |
重量 | 90 kg (フットコントローラー 5kg 含まず) |
定格電圧・周波数 | AC 100~220V ・ 50/60Hz |