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2023.09.13 (WED)
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順天堂大学、株式会社メタジェンと共同研究を開始 〜腸内環境からアスリートの持久力向上を目指す〜
学校法人順天堂 順天堂大学(本部:東京都文京区、学長:新井一、以下「順天堂大学」)ハイパフォーマンス・トランスレーショナル・リサーチ拠点(千葉県印西市、拠点長:和氣秀文)および株式会社メタジェン(本社:山形県鶴岡市、代表取締役社長CEO:福田真嗣、以下「メタジェン」)はこの度、腸内環境とアスリートの持久力向上に関する共同研究を開始しました。本共同研究は順天堂大学がスポーツ庁より委託された事業である『先端的スポーツ医・科学研究推進事業』における1つのテーマとして開始されました。
<研究の背景と目的>
これまでに、メタジェン代表福田氏らの研究により、腸内細菌によって産生された短鎖脂肪酸がアスリートの持久力を向上させるという学術論文が報告されていますが(※1)、アスリートの腸内環境、特に日本人アスリートの腸内環境に関しては論文報告が少なく、未だ知見が乏しい分野になります。本研究では日本人アスリートの腸内環境データを得るとともに、アスリートの腸内環境を層別化し、それぞれの腸内環境に適したアプローチを探索することで、アスリートの持久力を向上させることを目的としています。
(※1)株式会社メタジェンリリース(2023年1月26日)にて発表。
【研究の詳細】持久力と腸内細菌叢「あなたの腸内細菌叢調べてみませんか?」
<今後の展望>
今後は、本研究で取り扱う日本人アスリートの腸内環境の層別化を通じて、日本人アスリートのパフォーマンスがさらに向上するような腸内環境に関する研究成果を創出することを目指します。
<先端的スポーツ医・科学研究推進事業>
スポーツ庁が令和4年度に公募した事業で、スポーツにおける「医学分野」、「情報分野」、「工学分野」等に関する先端的な研究ならびに、次世代の中核を担う若手研究者の育成を継続的に行う機関を「先端的スポーツ医科学研究拠点」として指定し、スポーツ医・科学研究を推進することを趣旨としております。本事業では令和4年度から令和8年度の最大5年間を事業期間と定めています。
<順天堂大学ハイパフォーマンス・トランスレーショナル・リサーチ拠点>
順天堂大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科を中心に、医学部・大学院医学研究科や健康データサイエンス学部等の研究者、競技者や競技スタッフを包含する全学的な組織であり、オリンピック・パラリンピック等の国際競技大会で活躍できるアスリート・パラアスリートの競技パフォーマンスの飛躍的な向上を目指した研究や、将来のハイパフォーマンス科学研究を担う次世代の若手研究者の育成を推進しています。
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