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2023.10.30 (MON)

  • 保健医療学部

【参加者の声】臨床実習型海外短期留学

2023年8月に実施された臨床実習型短期留学の参加者の声をご紹介します。
臨床実習型海外短期留学
理学療法学科4年 森 香奈さん

Q. 臨床実習型短期留学になぜ参加しようと思ったのですか?

A. 理学療法学科では、国際交流活動に関心がある学生が放課後などに有志で集まり、定期的に海外の大学とオンラインの交流会を実施しています。私は1年次から台湾にある中国医薬大学の学生さんと、Zoom経由で積極的に交流を行ってきました。その経験を通じて、海外で理学療法に携わる人々に実際に会ってみたいと思ったことが、今回の留学を希望したきっかけです。オンラインで親しくなった学生さんの何人かとは、実際に現地で会うことができ、大学4年間を通じた国際交流活動の集大成のように感じました。

Q. 留学先の台湾について、事前にどんなことを知っていましたか?

A. 食事がおいしいことと、親日国家であることを知っていました。

Q. 台湾に実際に行ってみた印象はどうでしたか?

A. 都心部には大きな建物があり都会的でしたが、郊外に出ると自然が多く、昔ながらの屋台などもあって、思いのほかノスタルジックな雰囲気がありました。食べ物はレストランで食べても夜市で食べても期待通りでおいしかったです。

Q. 今回の留学で楽しかったことや、強く印象に残っていることを教えてください

A. 研修で物理療法を実際に体験する機会をいただきました。その際に、日本では理学療法士が扱わない、集束型体外衝撃波治療器を操作できたことが印象に残っています。

実習以外では、『千と千尋の神隠し』の舞台になったと言われている九份を、週末に観光したのが印象に残っています。台南にも足を延ばして現地在住の友達と再会し、市内の観光名所を案内してもらったことも楽しい思い出です。


Q. 今回の留学で苦労したことを教えてください

A. 研修中、先生方は英語で説明してくださるのですが、患者さんと話すときは中国語だったので、何を話しているか理解できず大変でした。また、英語の説明でも専門用語が多くなると理解が難しかったです。発音のメモを取り、後で何を言っていたのかを調べたりしました。
また週末に台南を観光した後、翌日から研修を行う台中へ電車で向かう際は、チケット購入などの勝手がわからず大変でした。乗車後も途中まで正しい電車に乗っているのか分からず不安でした。幸い電車の乗り間違えはなく、今となっては良い思い出ですが、大きな荷物を持ったまま満員電車で2時間ほど立ちっぱなしで、週末の疲れも伴い、無事目的地に到着した時はヘトヘトでした。

Q. どんなところに泊まりましたか?

A. 1週目の台北では、国立台湾大学のゲストルームに宿泊しました。2週目の台中では、自分たちで予約したホテルに宿泊しました。今回の留学には私を含めて女子2名、男子3名が参加したのですが、男女に別れて相部屋で宿泊しました。

Q. 食事は何が美味しかったですか?

A. 小籠包などの王道中華もおいしかったですが、地元の学生に連れて行ってもらったレストランで食べた金沙豆腐という料理がおいしかったです。味が忘れられず、帰国後に自分でも作ってみました。

Q. コロナ禍の影響はありましたか?

A. 街中ではコロナ禍の影響はほとんどありませんでしたが、病院内はマスクの着用が必須でした。

Q. 臨床実習型短期留学への参加を検討している後輩にメッセージをお願いします。

A. 理学療法の勉強という意味では、日本と同じ点や異なる点を学ぶ良い機会でした。また、理学療法を学ぶ台湾の学生と友達になることは、個人旅行では難しいので、海外に興味がある学生は是非参加してほしいと思います。
2023台湾