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2023.11.30 (THU)

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最新歩行ロボット「Lokomat Nano」による歩行治療を開始 ― 我が国初の治療目的使用 ―

順天堂大学医学部附属順天堂医院(院長:髙橋和久)は、2023年10月9日より歩行治療ロボット「Lokomat Nano(ロコマットナノ)」を日本で初めて治療の現場に導入しました。

 

Lokomatは、脳卒中、脊髄損傷、パーキンソン病をはじめとする多くの歩行障害に対して有効性が示されている世界標準の歩行治療ロボットです。現在、世界で1,000台以上導入されていますが、国内での治療を目的とした導入への実績はなく、順天堂医院リハビリテーション科(教授:藤原俊之)が国内で初めて治療を目的とした使用を開始しました。

 

ポイント

  • 世界標準の最新歩行治療ロボット「Lokomat Nano(ロコマットナノ)」を導入
  • 日本初の病院での治療を目的とした導入
  • 脳血管障害、脊髄損傷、パーキンソン病等による歩行障害に対して「Lokomat」によるロボット歩行治療を開始 
「Lokomat Nano」について

個別に下肢の各関節(股、膝、足関節)の調整が可能な外骨格機構と特許取得のダイナミック体重免荷システムを組み合わせることにより、多様な歩行障害を持つ個々の患者に対して、適切な歩行パターン訓練を行うことができます。また速度、負荷、およびロボットによるサポート力を調整することで、適切な強度の設定が可能となり、オーダーメードな歩行治療が可能となります。(図1)

ロコマットナノ9

引用

■今後の展開 

順天堂医院リハビリテーション科では、今後、脳卒中、脊髄損傷、パーキンソン病等の多様な疾患による歩行障害に対して、「Lokomat」によるロボット歩行治療を推進してまいります。

   

※順天堂医院HPリリースはこちらからご確認いただけます。