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2023.12.01 (FRI)
- 保健医療学部
【保健医療学部リレーコラムvol.9】どの医療系の職種にするか悩んでいる皆さんへ
リレーコラム第9回は、診療放射線学科の中世古が担当致します。さて早速ですが、現在、医療系の職種に就きたいと漠然としたイメージがありますが、どの職業が自分自身に合っているのか悩んでいる人はいないでしょうか。今回、私がよく高校生の方と話すときに、どのような側面を参考にするのがいいか伝えている内容を紹介したいと思います。
まず仕事内容について、これは色々な職業を紹介する本や、インターネットに載っているため情報は多いと思います。私が参考にして欲しいと考えるのは、入学後から国家試験受験までの勉強内容についてで、それの参考になる情報をいくつかこのコラムに記載します。
参考にするのは、ずばり国家試験の出題基準と国家試験の過去問です。まず、国家試験の出題基準です。順天堂大学に現在ある保健医療学部と医療科学部のコ・メディカル職種の国家試験の出題基準について、以下のサイトに記載されています。
各職種の出題基準は学習する分野について記載されており、入学後にはここに記載されている内容はどの学校でも共通して学習するものです。そのため、これを見ることで入学後にどういった学習をするのかイメージを持つことができるはずです。
次に、国家試験の過去問です。過去問には色々な情報が含まれていますが、今回は計算問題の数で比較します。同じく、保健医療学部と医療科学部のコ・メディカル職種の2023年に実施した国家試験問題より、厚労省のHPで問題の公開されている3つの職種について計算問題(グラフの読み取りなども含む)の数をグラフにしたものを示します。
この情報だけでも勉強する内容に違いがあると思いませんか。国家試験に向けた勉強を想定した場合、過去問を10年分やっつけるとすると、計算問題の多い職種と少ない職種では理解する計算式の数などに大きな違いがあると思います。もちろん、それぞれの職種で勉強する内容は幅広く、計算問題にかかわる分野は一部です。しかし、国家試験に向けた勉強や普段の講義内容について、あまり自分が不得意とするもの(今回の場合は公式を用いた計算)が多いと勉強をつまらなく感じてしまいます。それはとてももったいないことです。
計算問題に限らず、こんな感じの試験なんだということを、HPを参考にして見てみることで、自分自身が今後勉強する内容をより濃くイメージできるようにしましょう。参考として、私が今回参照した各職種の国家試験問題が公開されている厚労省のHPを記載します。
最後に、今回このページを見ている人が高校生だと仮定すると、内容が少し難しいと感じたかもしれません。そういった場合は、ぜひオープンキャンパスなどを利用して積極的に質問をぶつけてみましょう。そうすることで、より自分に合った進路を選ぶことができるはずです。
(※今回載せたグラフはコラム担当者が専門外の知識でつけたものですので、多少の誤りはご容赦下さい。)